ツナ缶で知られる加工食品メーカーであるはごろもフーズ株式会社の財務諸表(第95期)を見てみる

今回は「はごろもフーズ、純利益14%増に上方修正 25年3月期」という記事が気になったので、今回ははごろもフーズ株式会社をEDINETで調べてみることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、288億円だったのに対し、当連結会計年度(2024年3月31日)は、301億円と増加しているので、稼いでいる。当連結会計年度(2024年3月31日)の負債合計(271億円)と純資産合計(392億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)、マイナス11億円だったのに対し当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は、18億円と増加となっているので当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、食品業界は、昨年度から続く製品の価格改定等により、お客様の生活防衛意識が高まった。また高付加価値商品と値ごろ感のある商品へ消費の二極化が顕著となる等、厳しい経営環境が続く。このような中、中期経営計画の優先課題である信頼感・安心感のある「はごろも」ブランドの確立に取り組み、お客様のニーズに応える健康志向や簡便性、利便性といった機能性を追求した製品の販売に注力。あわせて、販売促進活動の一つである「シーチキン食堂」のテレビコマーシャルと連携した「朝たん(=朝にたんぱく質を摂る)」等のメニュー提案により、さらなる需要喚起とブランド価値の訴求につとめる。一方でまぐろ・かつお等の主原料や、空缶等の容器包装資材やエネルギー価格等が上昇したことにより、多くの製品において価格改定を実施。結果、家庭用食品の販売は、価格改定による買い控え等の影響はあったが、新価格の定着と健康志向や機能性を追求した製品や明確なコンセプトを打ち出した製品がお客様に支持されたこと等により増加。業務用食品の販売は、価格改定および各種給食向けが伸長したこと等により増加したため、当連結会計年度の売上高は735億1百万円(前年同期比4.3%増)。といったことが書かれている。

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