医療分野に強みをもつシステム開発である株式会社イーエムシステムズの財務諸表(第42期半期)を見てみる

今回は株式会社イーエムシステムズをEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年12月31日)が、161億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年6月30日)は、165億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年6月30日)の負債合計(88億円)と純資産合計(204億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)、11億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は、12億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると調剤システム事業は、オンライン資格確認システム集中需要が一巡しましたが、医療扶助及び電子処方箋の導入設置が拡大したことに加え、株式会社グッドサイクルシステムと株式会社ユニケソフトウェアリサーチが連結対象となったことにより、お客様数の増加に伴う課金売上高をはじめ、セグメントの売上高と営業利益はともに増加。結果、当中間連結会計期間の調剤システム事業は、売上高9,013百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益1,684百万円(同19.8%増)。医科システム事業は、組織体制の再構築に加え、デジタルマーケティングを活用し幅広いアプローチ。「MAPs for CLINIC」の販売拡大によりセグメントの課金売上高が順調に伸びる。一方、オンライン資格確認システムの集中需要が一巡したことに加え、システム障害への事後対応費用を計上したことにより、営業損失が増加。結果、当中間連結会計期間の医科システム事業は、売上高1,198百万円(前年同期比21.6%減)、営業損失306百万円(同営業損失7百万円)。介護/福祉システム事業には、既存製品のリプレイスによる保守売上高が減少したが、「MAPs for NURSING CARE」ライセンス数の増加による課金売上は堅調に推移。また、セグメント固定費用負担の改善により、営業損失が小幅に縮小。結果、当中間連結会計期間の介護/福祉システム事業は、売上高283百万円(前年同期比1.8%増)、営業損失229百万円(同営業損失285百万円)。といったことが書かれている。


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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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