大手総合化学メーカーである旭化成株式会社の財務諸表(第133期第3四半期)を見てみる

「旭化成、25年3月期純利益2.3倍 自動車用樹脂など好調」という記事が目についたので、旭化成株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、1兆1416億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1兆1502億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(1兆8690億円)と純資産合計(1兆7816億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、1160億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、984億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、売上高は、「マテリアル」で中国を中心とした想定以上の需要減速や市況下落の影響を受けたが、「住宅」、「ヘルスケア」が堅調に推移し、増収。営業利益は、「住宅」が堅調に推移したが「マテリアル」で需要減速や在庫受払差等の影響を受けたほか、「ヘルスケア」は、クリティカルケア事業で業績回復した一方、医薬・医療事業における費用増加や買収影響が大きく、前年同期比で減益。といったことが書かれている。

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