SIer、ソフト開発、システム運用を行う日本システム技術株式会社の財務諸表(第52期)を見てみる
今回は日本システム技術株式会社をEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、73億円だったのに対し、当連結会計年度(2024年3月31日)は、90億円と増加しているので、稼いでいる。当連結会計年度(2024年3月31日)の負債合計(73億円)と純資産合計(127億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
損益計算書
次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)、23億円だったのに対し当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は、27億円と増加しているので当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、DX&SI事業。当事業につきましては、売上高152億51百万円(前連結会計年度比6.4%増)、営業利益22億50百万円(同8.3%増)。主な要因は、新規・既存顧客ともに大型プライム案件が拡大し、同事業全体の収益性が向上したことによるもの。パッケージ事業。当事業につきましては、売上高49億33百万円(同9.9%増)、営業利益13億83百万円(同10.6%増)。主な要因は、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」におけるPP(プログラム・プロダクト)販売が前年を下回ったものの、戦略的大学経営システム「GAKUEN」シリーズにおけるPP(プログラム・プロダクト)販売、導入支援サービス及び仕入販売等がそれぞれ増収となったことによるもの。医療ビッグデータ事業。当事業につきましては、売上高26億44百万円(同30.8%増)、営業利益6億86百万円(同50.2%増)。主な要因は、分析サービス及び生活保護向けレセプト管理クラウドサービス等の高収益ビジネスが増収となったことによるもの。グローバル事業。当事業につきましては、売上高33億54百万円(同25.5%増)、営業利益4億2百万円(同48.4%増)。主な要因は、中国におけるSI開発案件が減収となったものの、マレーシアにおけるSAP導入サポート案件の受注引き合いが拡大し増収となったことによるもの。といったことが書かれている。