ダンプトラックなどの特装車で国内トップシェアである新明和工業株式会社の財務諸表(第100期第3四半期)を見てみる
「新明和工業の純利益3%増 25年3月期、3円増の50円配に」という記事が目についたので、新明和工業株式会社をEDINETで調べることにした。
連結貸借対照表,バランスシート/BS
「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、702億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、708億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(1539億円)と純資産合計(1033億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。
連結損益計算書
次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、60億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、63億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、セグメントでは、まずパーキングシステム。機械式駐車設備は、受注、売上ともに増加。航空旅客搭乗橋は、受注は増加し、売上は減少。結果、当セグメントの受注高は37,743百万円(前年同期比30.0%増)、売上高は28,599百万円(同0.5%増)、営業利益は1,925百万円(同11.1%減)。次に産機・環境システム。メカトロニクス製品は、真空製品の受注が減少、一方で売上が増加した結果、分野全体でも受注は減少し、売上は増加。また、環境関連事業は、受注、売上ともに増加。結果、当セグメントの受注高は30,827百万円(前年同期比5.9%減)、売上高は29,056百万円(同18.1%増)、営業利益は1,836百万円(同19.0%減)。次に流体。需要が堅調に推移し、受注及び売上が増加した結果、当セグメントの受注高は21,329百万円(前年同期比2.2%増)、売上高は15,867百万円(同10.7%増)となり、営業利益は1,483百万円(同26.2%増)。次に航空機。防衛省向けは、受注、売上ともに増加。また、民需関連は、受注は前年同期並みの水準となり、売上は増加。結果、当セグメントの受注高は15,041百万円(前年同期比7.7%増)、売上高は22,588百万円(同35.4%増)となり、営業利益は1,754百万円(同36.5%増)。次にその他。建設事業において、受注が増加したものの、売上が減少した結果、当セグメントの受注高は17,692百万円(前年同期比77.7%増)、売上高は9,257百万円(同7.7%減)となり、営業利益は412百万円(同15.5%減)。といったことが書かれている。