産業・家庭用ガス専門商社である岩谷産業株式会社の財務諸表(第81期第3四半期)を見てみる

今回は岩谷産業株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、2038億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、2225億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(4610億円)と純資産合計(3393億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、235億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、319億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子がよかったようだ。総合エネルギー事業は、LPガス輸入価格が下落傾向で推移した後に上昇したが、前年同期を下回り、販売価格は低下。また、大口顧客向けを中心にLPガスの販売が減少し、減収。一方、利益面においては、LPガス小売部門での収益性改善に加え、カセットガスやガス保安機器の販売が伸長し、増益。また、LPガスの市況要因による減益影響も改善(前年同期比5億19百万円の増益)。産業ガス・機械事業は、エアセパレートガス及び水素ガスについては、半導体、電子部品業界向けを中心に販売数量が減少、製造コスト増加への対応に努めたことにより収益性は改善。特殊ガスは、飲料業界向けに炭酸ガスが堅調に推移するとともに、ヘリウムの安定供給に努める。機械設備は、パワー半導体向け設備やガス供給設備の販売が伸長。マテリアル事業は、次世代自動車向け二次電池材料について、販売先での在庫調整の影響等により販売数量が減少し、減収。一方で、バイオマス燃料や飲料ボトル向けPET樹脂、スマートフォン向け機能性フィルムが好調に推移するとともに、海外でのミネラルサンド事業が伸長。また、ステンレスや、エアコン・自動車部品向けを中心とする金属加工品も堅調に推移。といったことが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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