センサなどの精密機器を開発、製造、販売する長野計器株式会社の財務諸表(第103期半期)を見てみる
今回は長野計器株式会社をEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2024年3月31日)、243億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年9月30日)は、268億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年9月30日)の負債合計(323億円)と純資産合計(438億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
損益計算書
次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)、37億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は、39億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は調子は良かったようだ。最後に報告書をみると、圧力計事業は国内においては、空調・管材業界向けの売上が減少したものの、プロセス業界において保守・メンテナンス需要が増加し、売上が増加。また、空圧機器業界向、半導体業界向の売上が増加。米国子会社においては、産業機械業界向の売上が増加。結果、圧力計事業の売上高は191億62百万円(前年同中間期比12.1%増)となり、営業利益は16億42百万円(前年同中間期比56.6%増)。圧力センサ事業は、国内は、前年同期において低調であった建設機械搭載用圧力センサの売上が増加したものの、産業機械業界向、自動車搭載用圧力センサの売上が減少。また、前年同中間期において好調であった半導体業界向の売上が減少。米国子会社は、圧力計事業と同様に、産業機械業界向の売上が増加。結果、圧力センサ事業の売上高は111億6百万円(前年同中間期比5.7%減)となり、営業利益は24億18百万円(前年同中間期比1.3%増)。計測制御機器事業では、医療器械の売上が増加したものの、生産自動化用の空気圧機器の売上が減少。また、自動車・電子部品関連業界向のエアリークテスターの売上は、第1四半期時点からの回復がみられるものの、低調に推移。費用面においては、金属材料及び電力等の価格高騰による影響を受けた。結果、計測制御機器事業の売上高は18億49百万円(前年同中間期比1.2%減)となり、営業損失19百万円(前年同中間期は1億32百万円の営業利益)を計上。ダイカスト事業は、自動車業界を主要取引先としているダイカスト製品の売上が減少し、費用面においては、第1四半期時点から影響は軽減しているものの、金属材料及び電力料等の価格高騰による影響を受けた。結果、ダイカスト事業の売上高は25億18百万円(前年同中間期比3.5%減)となり、営業損失1億3百万円(前年同中間期は1億円の営業利益)を計上。といったことが書かれている。