船舶用ディーゼルエンジンの開発、販売を行う株式会社ジャパンエンジンコーポレーションの財務諸表(第127期第3四半期)を見てみる

今回は株式会社ジャパンエンジンコーポレーションをEDINETで調べることにした。主力製品は主機用大型ディーゼル機関。

四半期貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前事業年度(2023年3月31日)が、33億円だったのに対し、当第3四半期会計期間(2023年12月31日)は、43億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期会計期間(2023年12月31日)の負債合計(170億円)と純資産合計(83億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

四半期損益計算書

次に四半期損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、3億円だったのに対し、当第3四半期累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、14億円と増加しているので、当第3四半期累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、当社UEエンジンの優れた環境・燃費性能を訴求する積極的な営業活動を展開。最新鋭省エネ主機関であるLSH型を中心に受注残高を積み上げる。販売単価において、環境規制に適合する環境対応設備(EGR/SCR)の搭載、最先端の層状噴射技術を搭載したLSJ型機関の販売などで引き続き上昇基調を持続。更に国内ライセンシーへの製造委託も進捗させることで、増収に寄与。修理・部品等では、アフターサービスで、船舶の高稼働運航が継続しており、当社は、きめ細かい客先対応を継続することで、電子制御部品や燃焼室部品を中心とする旺盛なメンテナンス需要を取り組む。また、ライセンス事業では、当社UEエンジンブランドが市場の需要を捉えており、世界シェアを伸長させていくなかで、特に中国市場において、リプレース需要の見込まれる中国内航船マーケット向けを中心に、ライセンシーがUEエンジンを連続で受注、生産を進める。当社は、ライセンシーに対してエンジンのキーコンポーネントを販売し、部品供給の売上を立てるとともに、エンジン完成に伴ってロイヤリティ収入を得る。といったことが書かれている。


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Kazutaka Kobayashi
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