#11.何故名古屋芸人がわざわざ新潟にM-1を受けに行くのか～地獄の片道７時間旅レポート④
～前回のあらすじ～
ようやく会場に着いた。まだネタもやってないのになんだか達成感。
会場について、ようやく初めてのネタ合わせ。
散々やったネタだが、かといって余裕を持つことは不可能。
出来る限り中身を練り直す。
今までと違うのは、僕はもうこの芸人でメシを食うつもりはさらさら無いので、「別にイヤなら解散すれば良い」と思っていること。
だから、納得いかなければ提案を蹴れる。
結果的には、「蹴って正解」「蹴って失敗」「蹴っときゃよかった」が一か所ずつ。僕の判断はおそらく勝ち越しです。
受付を済ませ、楽屋入り。
名古屋予選でよくあるような、演者とお客さんがロビーで話す雰囲気は新潟でもあった。ちょっと意外。
新潟はお笑い事務所がNAMARAさんだけだったと思いますが、新潟のお笑い事情ってどうなんでしょうね。教えて詳しい人。
そして更に意外だったのは、お客さんがほぼ満席だったこと。
偵察にぐんにょりを送り込み、様子を教えてもらいましたが、200人くらい入るホールがほぼ満席だったそうです。。
（ただぐんにょりはちゃんと2:15でタイムオーバーになるのか調べて欲しかったのに、それはしてなかった）
あとは毎年の流れ。
慣れているけど慣れないこの空気。
舞台袖に並んで、出番直前に小松さんに「横綱相撲でどっしりやりましょう」と背中を押され、僕から出る。
（昔は心強かったりもしたけど、昔に比べ舞台慣れした今となってはちょっとうるせぇ。この間「よこづ”ま”ずもう」って言ってたし）
※ありがたかったこと
僕らのネタはマイクを身長からすると低めにする必要がありますが、油圧式（ネジとかを緩めたりしなくてもグッとやれば上げ下げできるタイプ）のマイクスタンドに慣れてない底辺芸人の僕はどうもその調整が苦手でした。
しかし、今回は僕らの前が初々しい女性コンビでした。舞台に出ていったら調整するまでもなくピッタリでした。これが案外デカかったかもしれません。
だから改めて、僕らの前だった「スーパーのお惣菜コーナー」に、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとう、「スーパーのお惣菜コーナー」。
（どんなコンビ名やねん）
あと、もちろん新潟のお客様ですね。
完全アウェーなのに、受けて入れてくれてサンキューです。
終わった後。
僕はハイパーネガティブなので内心（当落線上か…？）と首をヒネりながら会場を後にしました。
僕がかねてからいきたかった「ギターフロンティア」に向かう途中で、結果発表が始まり。一番最後に呼ばれました。
散々やったネタとはいえ、実に３年ぶりの賞レース突破でした。
個人的な事情ですが、1回戦受かると心穏やかに誕生日を迎えることができます。
10/5が誕生日ですが、10/7が2回戦（予定）です。
前回が2021年の潜伏先と恐怖症。このコンビは最初が一番結果良かったのが、本当に残念。
今でも時々悔しさがよみがえります。いつかリベンジしたいな、と少し思っています。
つづく（は？）
終わると思っていましたが、次回、最後に新潟観光の話だけして終わります。
なので今回が実質最終回です。次回そんな読まなくてOKです。
《告知まとめ》
大阪のライブも出たいですが、まず今やれることを。
８月３１日(土) 21:00〜
『異文化交流』
於：Naked Queen
出演：Mr.ロビンソン他
９月８日(日) 10:00〜
「タイトル未定※音楽イベント（ピン）」
於：伏見RollingMan
出演：橋本潜伏先他？
９月８日(日) 17:00〜
「アイテムセレクト」
於：シアターココ
出演：四鬼夜行、キトゥン分光、三ツ星サウナ、つりバター、ニコラシカ、でぃすかばり〜ず、ワカドリ、Mr.ロビンソン、シャワーズ、葵牡丹、ダブルメタル、アダムダン、おもちフライ