
三日坊主の私が、日記を書き始めて1年半経った。
三日坊主がコンプレックスだった私が、日記を書き始めて1年半が経った。
そもそも、なぜ日記を書こうと思ったかと言うと、日記に書かないと忘れてしまうような何気ない日常を文字にして残しておきたいと思ったからである。
もともと文字を書いたり見たりすることが好きで、5教科の中でもずば抜けて国語が好きだった(主人公の気持ちを何文字以内で答えるやつとか得意だった)から、何回か日記を書くことを試みてはいた。
だがやはり生粋の三日坊主である私は、全く続かずほとんどページを使わなかった綺麗なノートが溜まっていくだけだった。
それがなぜ突然、1年半も日記を書き続けることが出来ているのか、その話をしようと思う。
まず1つ目の理由として、"1日3行"というルールを作ったからである。
今までは、ルールや制限を設けず、だらだらと適当に書いていたため、ある日ぷつんと糸が切れてもうやーめた、と飽きてしまっていた。
しかし、1日3行のみ書こうという自分の中でルールを設け、それにあたってマスキングテープや可愛いシールを貼って、行間が分かるように区切ってみた。

私には、このルールがすごく合っていた。3行のみでいいとなると日記に対するハードルも下がるし、可愛いシールを貼ることで増えていく感じも楽しいし、着々とノルマをこなしていくみたいで面白かった。
今もこのやり方で続けており、今の所全く飽きずに日記を書き続けることが出来ている。
次に、2つ目の理由として、"絶対にその日に書かなくても良い"というルールを設けたことである。
とは言っても、初めの頃は毎日3行ずつ日記を書いていたのだが、どうしても今日は書けないなっていう日が出てくる。(旅行へ行ってたり一日中出掛けていて疲れていたりする時など)
だから、毎日書かなくてもいい、その代わり溜まった日数分は必ず別日に書く、ということをしてきた。
私の場合は、カフェに行くことが好きなので、1人でふらっとカフェに行った時に溜まった日数分の日記を書き留めたりしている。(気付けば1週間以上溜まってることも)
数日分まとめて書くことも意外と良かったりする。何気なく過ごしている日々のことを振り返るきっかけが出来るし、あの時何したっけ?と頭をフル回転させて考えているので、日記のおかげで"考えること"が増えたと思う。
また、3つ目の理由は、"ネガティブなことも積極的に書く"ということである。
その日あったこと、楽しかったこと、嬉しかった、もちろんそんなことも書くが、どうしても許せないこと、ムカついたこと、悲しかったことなども文字にして残している。
実際にネガティブなことをペンで書くことによって、ああ、自分は今これが嫌だったんだな、ということが客観的に分かる。
そして、いつかまた日記を見返した時に、こんなこともあったんだな、あの怒りを乗り越えてきたんだな、と振り返ることが出来る。
人には絶対見せられないような暗くて腹黒い様々なことが書かれているのだが、こうやって自分なりに書いて消化していくことが私にはしっくりきたのだ。
これらの理由が、日記を続けることが出来ている要因である。
今では日記を書くことは習慣であり、当たり前となっている。私がここまでの領域に来れていることに自分自身でも驚いているし、三日坊主を卒業出来たことが何よりも嬉しく、自信に繋がっている。
ちなみに、日記を書くことがどんどん楽しくなってきて、今では3行日記とは別にもっと深く考えて書くロルバーン日記も書き始めて、それも半年以上続いている。
ロルバーンのMサイズが大きすぎず、小さすぎず丁度良い大きさで、そっちには映画や本の感想や、人間関係のあれこれなどを丁寧に書いている。
自分の手で日記を書くということが私にとっては大事で、日記を書くということはもはや日常となっている。
誰にも見せないし、本当に自己満足でやっているが、きっと自分の役に立っていると思うから、これからも日記を続けていこうと思う。