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北アルプスで最高の絶景を見に北穂高岳へ

今年も登山の季節がやってきた。最大の目標は表銀座コースでの槍ヶ岳登頂。岩場を歩き慣れていない彼女と行くために練習として向かう。
 ただの練習とあれば群馬県の妙義山あたりが手頃なのだが、昨年初めて北穂高岳へ訪れて魅了された身としては今年は何としても北穂高小屋に泊まって日の出が見たいと思い北穂高岳へ。

※データ量削減のため写真は粗くなっています。

予定

前述した通り今回の目的地は北穂高岳。上高地から入山し、上高地へと下る2泊3日を計画。
岩場の練習としては2日目のザイテングラートがメインとなる。

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山小屋へ14:30に着くようにコースタイムを逆算した結果朝3時出発となった。

持ち物

特に変わったものは持ち込んでいないが、初の試みとして
•アルファ米
•ペンネとスープの粉で作るスープパスタ
•コーヒーセット

を試したり
写真撮影に三脚を導入してみた。

1日目

朝2:30起床
言わずもがな眠い。特に謎の寝苦しさに襲われて3時間ほどしか寝れていないから体が重たい。
そもそも2:30は朝なのかという疑問があるが寝て起きたから朝だ。
しばらくは助手席なのでゆっくりさせてもらう。出発して1時間は道を走り慣れてる人に任せた方がいいだろう。
このうちに朝食を食べる。
メニューは

スーパーで買ったおにぎりと自作のクルミパン

クルミパンが大変美味である。

7:05沢渡駐車場着
7:50上高地から登山開始

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日焼け対策バッチリ
新しいリュックも似合ってる

初めは横尾山荘まで3時間ひたすらに整備された平坦路をゆく。想定外なことといえば、初めの休憩ポイントである明神でカラスにクルミパンを取られたことか…

10:40横尾山荘着

ここから登山道へと入って行き、道もわずかに荒れてくる。

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12:05本谷橋

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お昼の時間ですがスルーして進みます。焼肉してる人が居たな。
早いとこ小屋についてゆっくりしたいのです。
ということで小屋まで約2時間ワープします。

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着きました。
前穂高岳から北穂高岳と穂高連峰が綺麗に見えました。明日はこの上を目指して行く。

13:50涸沢ヒュッテ着

着いたらまずやることといえば、そうですお昼ご飯です。食べてないからね。北穂高岳を眺めながらいただいます。

多めのお湯でペンネを茹で残り汁にカップスープの粉を入れれば完成。エビクリーム味だったかと。
パスタではなくペンネにしたおかげで折れることもなく安心して持ってこれた点良かったと思う。

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コーヒーもいただきます。山の中で自分で入れる贅沢。いつもより5割増しで美味しく感じます。

明日の天気

コーヒーもいただき、ゆっくりのんびりできたところで明日の予定を再確認。
まずは天気、そもそも台風が迫ってきておりギリギリセーフと踏んできた登山だったが、ここに来て台風が速度を上げ思ったより速く到達しそう。
台風は初めての経験となるので聞き込み調査開始
山小屋の人、明らかに熟練者の人複数人に聞き込みしたところ明後日まで山に残ることはお勧めできないとのこと。下山できない可能性があるそうでした。
ただ明日は行けるということで急遽、奥穂高は取り止め。朝イチで北穂高岳へ登りその日のうちに上高地へ下山するとこに。
岩場の練習ができないが、東鎌尾根で充分でしょう。
岩場が無理そうなら槍ヶ岳山頂アタックをしなければいいのです。来年の楽しみにもなる。と彼女に伝え予定変更を承諾してもらいました。
残念ですが北穂高岳からの日の出はまた今度

夜の星空

気を取り直して景色を眺めます。
ちなみに夜ご飯がアルファ米。お湯を入れて15分で完成。15分の間に冷めてしまうとレビューがあったので保温バックを持って行き、ホカホカご飯を食べれた。想像より遥かに美味しいですな。

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ご飯を食べて片付けを済ませたら日の入りが近づく。
数日後に歩く大天井岳方面が赤く染まる。
大天井岳がわからない彼女はポカン状態。山は実際に歩かないと見分けつかないんだよね。

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東大天井岳方面

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屏風岩方面✖︎2

多少の雲はあるものの星も見えそう。ただ満月のタイミングで来ているのでどのくらい見えるか。本来なら月明かりに浮かぶ槍ヶ岳を北穂高岳山荘から見たかったわけ。

満月の心配があったが、かなり綺麗に見えました。明るい星だけが見えたおかげで星座の判別がしやすかった。

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お気に入りの一枚
涸沢小屋と北穂高岳上空に見える北斗七星
かすかに北穂高岳山荘の灯りも見えてる。

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穂高連峰

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ビヨーン

2日目

今日中に下山しなくてはならないので4:00に起床し4:40装備を整えて出発!長い1日になりそうだ。

日の出前は涼しくて快調快調。モルゲンロートまでに尾根に出られたらいいなと思っていたが全然間に合わなかった。

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とはいえ光の筋が見える素敵な一瞬に立ち会えた。

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前穂高岳もよく見える。

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途中梯子や鎖もあったが難なくこなしてくれて槍ヶ岳へ向けていい感触となった。
高度感もある岩場も、高いところが好きなようで、スイスイと。

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雪の上をザクザクと歩く

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もう少し


7:30北穂高岳到着

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快晴!とはいかないまでも最高の景色!
奥穂高方面もよく見え、昨年奥穂高から縦走してきたことを思い出す。我ながらよく歩いたと思える岩場であった。人によっては大キレットより難しいというくらいなので、近々大キレットへ行ってみたいと思う。
今回は雄大な景色と、槍ヶ岳へ挑む前にしっかりとその姿を焼き付けてくれればと思い、今度あそこへあっちから〜と話が止まらない。

そんな私をよそ目にご飯の準備が進む。メニューはもちろんアルファ米

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コーヒーを片手に15分待ちます。
このタイミングで槍ヶ岳は雲に隠れ見えなくなった。ギリギリ見える時間について良かった。

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帰路

その後の帰路はこんな感じ。

8:15北穂発
10:45涸沢ヒュッテ着
11:20発
12:35本谷橋着
12:47発
13:45横尾発
ここでバスの最終便にギリギリである事に気づき競歩大会が始まる。
14:30徳沢発
15:10明神発
15:50上高地着

次回に向けて

今回はあくまで槍ヶ岳への準備として向かった。その中で食べ物や天候判断など新しい経験が数多くできた。

槍ヶ岳へは帰宅から3日後にスタートする。

とにかく疲れを癒やして本番を待とう。



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