週刊オールライター第65号 「ライターとコミュニケーション」
今回のお話は、私の失敗談です。ライターを目指す上で得た経験から、私は以下のことを学びました。
ライターは職業です。職業ですから、コミュニケーションは大事です。
何を当たり前のことを言ってるんだと思うかもしれませんが、就活が近づくにつれ多くの人と交流した結果、私にはコミュニケーション能力が著しく欠如しているという重病を患っていることを突きつけられました。非常に焦っています。
今回は私自身の戒めのためにも、ライターでもコミュニケーションが必要な理由と私自身の失敗談、そして何をすべきかを書いてみようと思います。
1. ライターにもコミュ力は必須 栗原景さんが教えてくれたこと
上記過去2つの記事でも触れてきましたが、私は会話が苦手です。会話が苦手な反動かはわかりませんが、文章で褒められることが多かったので鉄道ライターを志しています。ですが、書き仕事を主とする「ライター」といえど職業ですのでコミュニケーションは必須です。そのことは、昨年8月に私が参加させていただいたNACK5の企画「TOUCH THE DREAM」で取材の同行をさせていただいた鉄道ライターの栗原景さんが教えてくれました。
上記リンクより動画を見ていただくとわかりますが、栗原さんはコミュニケーションについて何度も触れていました。(特に八王子で取材をしているシーンで何度も触れていました。)
2. なぜ私がこれほどまでにコミュニケーション力が無いのか
私にコミュニケーション力が致命的にない理由は簡単です。
「練習する機会を自ら気がつかないにうちに潰し続けていたために、練習しなかった」
からです。
以前からコミュニケーション力がないことを疑問に思っていましたが、原因がわかったのは20代になってからと、非常に遅過ぎです。それも致命的だと自己批判をしています。
当然、コミュニケーションはすぐには上手くなれません。誰でもすぐ上手くなったらこのような苦労はしません。
3. コミュニケーション力の欠如によって引き起こされた失敗談
コミュニケーション力があまりにもなかったことで私は大失敗を何度も経験しました。この章ではその中から3つ紹介します。
3-1 推しがいたのに・・・
(以下、過去配信62号の引用です。)
昨年11月のこと、大学のクォーターが変わるまでの1週間ほど秋休みがあり、ゼミの先生から国会図書館を利用してカードを発行してくるように宿題が出されたので給料日を待ってから行きました。
そして当日、国会図書館に行って利用者登録をしてカードを発行してもらい、課題を少しばかり進めてきました。
ちょうどお昼になったのでこの近くにある乃木坂に行ってラーメンを食べにいこうと思いました。
乃木坂駅のすぐ近くにあるラーメン屋「まる彦」は乃木坂46の元メンバーである衛藤美彩さんがお気に入りのお店としてテレビで紹介して以降、多くの乃木坂ファンから「聖地」と呼ばれるようになったのです。せっかく近くに用事があったので行って食べようと思ったのです。
しかし、悲劇は起きてしまったのです・・・。
私がお店に入ると、若い女性のグループが店員さんとおしゃべりをしていました。店員さんと知り合いなのかな、という感じでその女性をスルーしてラーメンを頬張った私ですが、お会計の際に店長さんから衝撃の事実を告げられたのです!
「さっき来ていた女性の方、渡辺みり愛さんだよ」
なんと、先ほどの若い女性は私が応援していた元乃木坂46の渡辺みり愛さんだったのです!
みり愛さんは、2019年3月に幕張メッセで開催された握手会に私が殿堂入りの推しとなった現ポコチャライバーの斉藤優里さん目当てで行った時、隣に座っていて握手して以降推しになったメンバーです。全く気が付かず、ショックを受けました。
同時に、「なぜあの時店員さんに『あの方有名人ですか?』などと軽く声をかけることすらできなかったことからコミュニケーションができなかったことを痛感させられました。
3-2 尊敬する人のサイン
先述の推しと会話し損ねた悲劇から1ヶ月も経たないうちに私はまたしてもコミュニケーション不足を痛感しひどく落ち込みました。
両親があるYouTuberの影響でうどん屋巡りに凝っていたので夕食にうどんを食べに行った時のこと。その際行ったうどん屋にたくさん飾られたサインの中に、私の尊敬するオートレーサーの森且行選手のサインがありました。しかもそのサインした日付は、2021年1月24日に飯塚オートレース場で大怪我を負う18日前でした。本当に貴重なサインです。店主の方に許可をもらってサインを撮影したのですが、その後話しかけることをしませんでした。帰り際に父から
「あそこでもっと話を展開すればよかったのに」
と非難され、ひどく落ち込みました。
3-3 「ボケ」に失敗
先日の私の誕生日に栗原さんが出演するトークショー「恋する!たび鉄部」への参加でもやはりちょっとした失敗をしてしまいました。このようなコミュニティに参加してことがなかった私はガチガチに緊張していました。そんな中懇親会の時間になり、メンバーのオオゼキタクさんは栗原さんに乾杯の音頭を頼むと壇上に私を上げました。
栗原さんはまず
「いくつになった?」
と聞いたので
「21歳」
と答えました。次に栗原さんは
「将来の夢は?」
と聞いたのでもちろん私は
「鉄道ライター!」
と自信満々の回答。そして最後に
「尊敬するライターが誰ですか?」
と質問されましたが私は
「栗原さんです」
と答えその場の空気が微妙になりました。これはいわゆる「三段オチ」をしなくてはいけない空気でしたが私はコミュニケーション能力がないのでその空気を察することができず、微妙な空気にしてしまいました。
模範解答は
「伊原薫さん」
「蜂谷あす美さん」
「矢野直美さん」
「横見浩彦さん」
など栗原さん以外の鉄道ライターの名前を答えられたらOKだったはずです。
(というか、「横見浩彦さん」と発言すれば鉄子の旅の編集者やってた石川昌彦さんも笑ってくれたはず・・・)
4. コミュニケーションを鍛えよう
コミュニケーションの訓練の場に私が選んだのは、やはり前回の記事で登場した「恋する!たび鉄部」のようなコミュニティへの参加だと思っています。そこには同じ趣味という概念で集まっている人がほとんどですから、様々な方と交流ができると思います。中には自分の進みたい進路に勤めている方がいる、なんてこともあると思っています。話しかけるのは苦手でも、そこに行けた自体がすごいことだと思えば自信がつくので、喋りやすさは少しでも上がるはずです。
むすびにかえて
今回は、コミュニケーションの大切さを戒めの意味も込めて書きました。
当たり前のことばかりを書いていますが、このような構成になったのは仕方ありません。当たり前をしてこなかった訳ですから。
次回の配信は2/3です。
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ではまた。