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週刊オールライター第106号 「在来線特急を乗り継いで行ける場所」

私のような乗り鉄が一度はやりたいと思う旅の中に
「在来線特急だけを乗り継いでどこまで行けるか」
というものがあり、鉄道系YouTuberも度々動画にしています。そこで今回は、2024年11月15日現在の時刻表で特急をできる限り乗り継げる長いルートを3つ紹介します。
今回は、昼行特急に限定しているため、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲を使用したルートは対象外とさせていただきます。


1. 仙台→東京→甲府→静岡

都内を発着する昼行特急の最も遠い場所は仙台駅です。では、仙台から特急だけを乗り継いだ場合、どこまで遠くへ行けるかというと、静岡駅です。
仙台を08:48に発車するひたち12号品川行きで東京に向かいます。13:42着の東京で下車し、2時間半ほど待って15:15に東京をに出るかいじ35号甲府行きで終点・甲府に向かい、甲府からは18:36発の身延線特急ふじかわ14号静岡行きに乗車すると、終点の静岡には21:00に到着します。

「ひたち」に使用されるE657系。
(新橋にて)
「かいじ」に使用されるE353系。
(四方津にて)
「ふじかわ」に使用される373系。
(富士宮にて)

2. 高崎→新宿→塩尻→名古屋→米原→大阪→鳥取

群馬県の交通の要所、高崎。実は、高崎駅から鳥取駅まで特急だけを乗り継いでいくことができます。
高崎を07:40に発車するあかぎ6号新宿行きで終点の新宿まで乗車し、新宿からは10:00発のあずさ13号松本行きで塩尻に向かいます。塩尻着は12:27、13:03発のしなの12号名古屋行きに乗り換えます。終点の名古屋で15:48発特急しらさぎ11号敦賀行きで米原まで乗車し、米原17:44発ひだ25号大阪行きに乗り換えます。終点大阪で20:36発特急スーパーはくと15号鳥取行きに乗車して終点の鳥取には23:11に到着します。

「あかぎ」に使用されるE257系。
(上尾にて)
「しなの」に使用される381系。
(名古屋にて)
「しらさぎ」に使用される681系。
(米原駅にて)
「ひだ」に使用されるHC85系。
(岐阜駅にて)
「スーパーはくと」に使用されるHOT7000系。
(新大阪にて)

3. 武雄温泉→博多→大分→宮崎→鹿児島中央

西九州新幹線と在来線特急が接続する武雄温泉駅から鹿児島中央駅まで、ぐるりと東九州を回る形で特急を乗り継ぐことができます。
長崎を06:17に出る一番列車のかもめ2号に連絡する武雄温泉06:52発特急みどり(リレーかもめ)2号博多行きで博多まで乗車し、博多08:02発特急ソニック5号(白いソニック)大分行きに乗り換えて大分に向かいます。大分では2時間ほど待った後、12:07発にちりん7号宮崎空港行きで15:19に到着する宮崎に向かいます。宮崎からは16:22発きりしま13号鹿児島中央行きに乗車すると、終点の鹿児島中央には18:31に到着します。

むすびにかえて

今回は、在来線特急だけを乗り継ぐ旅を紹介しました。乗り鉄の旅の目的は「鉄道に乗ること」がメインになります。空いた時間で駅から近い観光地に行くこともありますが、基本は鉄道に乗ることで1日を使う習性があります。
今回は、1日の間だけで行けるルートを紹介しましたが、組み合わせ次第では複数日かけてもっと長い距離を移動できることもあります。ぜひ、調べてみてください。

それではまた。

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