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週刊オールライター第38号「幼少期に影響を与えた機関車たち(全3回)」 第3回「EF66型電気機関車」

 こんにちは。先週は突然の差し替え誠に申し訳ございませんでした。
今回は「幼少期に影響を与えた機関車たち」の第3回目をお送りします。ターゲットは、電気機関車の中で一番好きな機関車にして日本一大好きな機関車である「EF66型電気機関車」です。

1. EF66型電気機関車とは

鉄道博物館に保存されているEF66-11号機。
大宮駅で撮影した100番台。
その見た目と塗装から「サメ」と呼ばれることもあります。

 1960年代後半から70年代前半にかけての高度成長期後半、当時の国鉄は大幹線
である東海道・山陽本線において、100km/h以上で走行する列車重量1000tの高速貨物列車の運行を計画していたのですが、重量1000tレベルを1両だけで牽引できる機関車はいませんでした。そこで計画・試作された機関車「EF90型」のデータを基に作った「国鉄最強の機関車」です。
国鉄時代の1968年から1974年にかけて製造した0番台と、1989年の国鉄分割民営化直後から1991年までJR貨物が製造した100番台の2種類に分けられます。
現在の仕事は東海道・山陽本線などの大幹線を中心とした貨物列車の牽引ですが、1986年から2009年まではブルートレイン「はやぶさ」・「富士」・「さくら」・「あかつき」・「なは」・「彗星」・「あさかぜ」・「みずほ」の牽引も行っていました。

2. 影響を受けた理由

 私が影響を受けた理由は前回のDD51と同様、鉄道DVDを繰り返し見たことです。何度も見ていくうちにその独特なフォルム・デザインに惹かれていったのだと思います。また、貨物機関車である故、長い貨物を1両で堂々と牽引して疾走する姿にも惹かれました。

3. 「ニーナ」と私

 私がEF66型で最も好きなのは0番台で、前面の独特なフォルムが好きです。その0番台の中でも2022年秋頃まで活躍した最後の1両は多くの鉄道ファンからの注目を集めていました。その車両は「EF66-27号機」で、製造番号の「27」から「ニーナ」と呼ばれていました。多くの0番台が1990年代から更新工事で車両スタイルが変わってしまったり、後輩の「桃太郎」ことEF210型電気機関車に置き換えられたりして「原顔」の0番台は数を急速に減らしていき、いつの間にか27号機だけになっていました。
幼少期からEF66型が大好きな私は、一度は見てみたいと思っていましたが、なかなかみに行けず廃車説がたまに流布するようになってしまう時期になっても見に行けず、
「このまま見に行けずに廃車になってしまうのか・・・」
と思っていました。
しかし2022年の七夕前、
「EF66-27号機が武蔵野線を北上し、越谷貨物ターミナルにいる」
との情報をつかみました。ちょうどその日、授業が午前中に終わる幸運も味方して、授業後すぐに越谷に向かいました。

この顔が見えた時は嬉しかったです。
ついに全体像を捉えた!
嬉しさがMAXになった瞬間。
帰りがけに再度撮影。

車窓からEF66-27号機を見れた時はとても嬉しかったです。今まで何度も見れるチャンスを逸してきたこともあって非常に喜びました。
そしてEF66-27号機はこの年の秋ごろ、静かに運用を終えました。
本当に見れてよかったです。

むすびにかえて

 いかがでしたか。今回は「幼少期に影響を与えた機関車たち」の最終回として、少しボリュームを大きく、私の一番好きな機関車を特集しました。

次回は7/28の配信です。7月のまとめ記事をお送りします。

それではまた。

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