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週刊オールライター第48号 9月のまとめ緊急特別号「祝!!阪神タイガース、JERAセントラルリーグ優勝!!」

こんにちは!HISASHINJOです!
遅れあそばせながら、阪神タイガース、2005年以来18年ぶりのセントラルリーグ優勝おめでとうございます!!
今回はいつものように9月のまとめをお送りする予定でしたが、今回は緊急特別企画として、9/14に起こったニュース「阪神タイガースのセ・リーグ優勝」に関する話題を丸ごとお届けする緊急特別号をお送りします。大の阪神ファンである私と阪神の関わりも書きますのでぜひ最後までご覧ください。


1. 阪神タイガースとは 簡単な歴史解説

まずは、野球に詳しくない方のために阪神タイガースについて説明します。阪神タイガースは、1935年に阪神電気鉄道による出資により「大阪タイガース」として設立された関西地方初めての職業野球チームです。前年の1934年の大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)に触発されて設立されました。設立当初から巨人とのライバル関係は熾烈で、その対立構造は「伝統の一戦」と呼ばれて今に至ります。チーム設立当初から戦中・戦直後にかけては「七色の変化球を操る投手」と呼ばれた若林忠志氏を筆頭とした投手陣、野手では台湾生まれの韋駄天・呉昌征氏、「物干し竿のホームランバッター」と言われた藤村富美男氏らが活躍。1リーグ制だった時代を彩りました。1949年にリーグがセントラルリーグとパシフィックリーグに分かれてからは、先述の藤村氏らに加えて「ジェントルマン」こと別当薫氏が打線の中心になり、のちにパ・リーグの毎日オリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズの前身球団の一つ)でも活躍した土井垣武氏も登場。1950年代に入ると、「牛若丸」と言われた守備職人・吉田義男氏が不動の正遊撃手になります。
1960年代前半は、吉田氏と鉄壁の二遊間を形成した鎌田実氏・本屋敷錦吾氏、ルーキー時代の長嶋茂雄氏を抑えて首位打者に輝いたことで知られるスプレーヒッター田宮謙次郎氏が打線に加わり、投手陣では長嶋氏に強烈な対抗心を燃やしたザトペック投法・村山実氏と「精密機械」と言われた抜群のコントロールの持ち主・小山正明氏の2枚看板を擁しました。その後は巨人V9の後塵を拝すものの、シーズン401奪三振の日本記録を持つ江夏豊氏、「ホームランアーチスト」こと田淵幸一氏のバッテリーが投打を牽引し、川上巨人と熱戦を繰り広げました。V9が終わると、ハル・ブリーデン氏やマイケル・ラインバック氏といった名助っ人打者、のちに3代目ミスタータイガースと言われる大打者・掛布雅之氏の成長もあって着実に力をつけていきました。
そして1985年シーズン、シーズン序盤に見せたランディ・バース氏・掛布氏・岡田彰布現監督による伝説の「バックスクリーン3連発」からチームは快進撃。バース氏・掛布氏・岡田氏の3人は全員100打点を超える活躍を見せたほか、守備でも、正捕手の木戸克彦氏・正遊撃手の平田勝男現ヘッドコーチ・掛布氏・岡田氏の4名が受賞するほど守備も安定。見事にリーグ優勝と唯一の日本一を掴み取りました。特にバース氏に至っては三冠王(首位打者、本塁打王、打点王)・シーズンMVP・日本シリーズMVPを獲得しただけにとどまらず、翌年の1986年にも三冠王を獲得、しかもその年のシーズン打率は驚異の.389という、イチロー氏でさえ超えられなかった日本記録をマークし、バース氏は「史上最高の助っ人」と呼ばれました。
しかし、ここから2002年までの長い間、阪神は成績が全く振るわない時代に突入。
それでも1999年から2001年まで監督を務めた名将・野村克也氏によって現日ハム監督の新庄剛志氏、前阪神監督の矢野輝弘氏、「レッドスター」と呼ばれた韋駄天・赤星憲広氏などのいわゆる「野村チルドレン」が育ちます。下位に低迷しながらも新しい看板選手が登場し、ついに2003年の星野仙一政権2年目を迎えます。
星野仙一氏によって率いられた阪神タイガースは、ついに低迷期から脱したのです。1985年以来18年ぶりのリーグ優勝の瞬間でした。その後星野氏は体調が優れないという理由で監督を勇退し、岡田彰布氏にバトンを託すと、2005年に再び優勝。この頃の投手では勝利の方程式「JFK(ジェフ・ウィリアムス氏、藤川球児氏、久保田智之氏)」が大活躍した他、野手陣では「鉄人」「アニキ」と呼ばれた金本知憲氏を4番に据え、1番から5番に移った今岡誠氏がシーズン147打点の大暴れ。また、2番を任された鳥谷敬氏の成長などもあってリーグを制覇。その後は金本氏を慕う現広島監督の新井貴浩氏とその弟の良太氏、イチロー氏を超える当時のシーズン最多安打214本を打ったマット・マートン氏、鳥谷氏・新井貴浩氏とクリーンアップを形成したクレイグ・ブラゼル氏、日本人初の捕手メジャーリーガーだった城島健司氏、メジャーリーグで思ったような活躍ができずに帰国してきた西岡剛氏、同じくメジャーリーグ帰りの福留孝介氏、ラーメンが大好きな助っ人投手ランディ・メッセンジャー氏、バース氏以来の助っ人打点王になったマウロ・ゴメス氏などが活躍しましたが、2014年にシーズン3位から大逆転で日本シリーズに進出した以外パッとした成績が現れることはありませんでした。そんな中2018年に2002年以来となる最下位に転落して金本氏が監督を辞任し矢野輝弘氏に監督が変わると、改善の兆しが。お粗末な守備と貧打は相変わらずでしたが、金本監督時代にドラフト1位指名されて批判を浴びた大山悠輔選手が成長したほか、不動のセンターに近本光司選手が定着。また、二遊間は矢野監督時代の課題でしたが、木浪聖也選手・中野拓夢選手が登場。2020年のドラフトでは佐藤輝明選手が入団して長打力の課題も改善の一歩を踏み出しました。投手陣では、青柳晃洋投手や岩崎優投手の覚醒もこの頃ですし、湯浅京己投手や石井大智投手、桐敷拓馬投手の入団ものちに大きく響いてくることになります。
2022年シーズン開幕前、突如として矢野氏が監督辞任を表明し、そこから迷走した時期もありました。それでもなんとか3位で終了し、監督は再び岡田彰布氏に交代。優勝と言いたくないがために「アレ」と表現し、スローガンも「ARE」になったこのシーズンは、湯浅京己投手、梅野隆太郎捕手の離脱など大きなアクシデントもありながらいつの間にか首位に立っていたような感じがします。そしてついに2023年9月14日、18年ぶりのセントラルリーグ優勝までたどり着いたのでした。

親会社である阪神電車のイメージ。
阪神タイガースにちなんだ電車。
武庫川線で走っています。
阪神電車には、阪神タイガースのプレートが全面窓に貼られる伝統があります。
過去2度大阪に行って乗った際にはほとんど見れませんでしたが、いつか写真に納めたいです。

2. 私が阪神タイガースを好きになったきっかけ

 私が阪神タイガースファンになったきっかけは金本政権時代の2016年。祖父がチケットを取ってくれた東京ドームでの伝統の一戦を見に行ったことがきっかけです。この時期はまだマウロ・ゴメス氏が打線の中心にいた頃でした。この試合の阪神の先発は現在中継ぎで活躍する岩貞祐太投手。6回終了時点で0-0と拮抗した中で7回、小林誠司捕手に手痛い一発を浴びましたが直後の阪神の攻撃で現日ハムの江越大賀外野手がソロを叩き込んで試合を振り出しに戻すと、延長10回に阪神が勝ち越し点を挙げ、最後は当時守護神のラファエル・ドリス投手が無失点で締め括って阪神の逆転勝ちとなりました。この試合は、阪神ファンの人が多い三塁側の内野席に座って観戦したこともあって阪神ファンの非常に熱心な応援を間近で見せつけられ、本当にかっこよく感じました。これが阪神ファンになった理由です。

いつかは関西で・・・

3. 2023ペナントレース 心配だった終盤戦の心境

正直に言って、今季のペナントレースは最後まで展開が読めませんでした。いくら序盤成績が良くて阪神が首位に立っても足を引っ張る発言が飛び出して結局優勝できないという悪循環に陥っているので、首位になったとしてもすぐに落ちてしまう危機感を募らせていました。しかしそれをものともしなかった9月期は本当にすごかったです。
「本当にこのまま勝つの?」「これって現実?」
と思いながら過ごしていました。
そしてついに・・・

2023年2月の旅行の際に撮影した甲子園。
グッズショップALPS。
ここで応援バットと靴下を買いました。

4. 「最大の推しチーム」がリーグ優勝した感想

 過去にパ・リーグの推しチームである埼玉西武ライオンズで2度優勝(2018年・2019年)を経験しているのでリーグ優勝の喜びは知っていましたが、最大の推しチームともなると話は別です。本当に嬉しかったです。自部屋の中で叫びすぎて親に怒られたくらいですから(笑)。

あとはCSや!!

5. 「アレ」決定試合スタメン

この章では、「アレ」した試合のスタメンとプロフィールを紹介します。
プロフィールの見方は以下の通りです。
なお、画像はプロ野球スピリッツAより引用しており、選手画像が暗いものはSランクの獲得がない選手です。

打順 ポジション 名前
①背番号
②登録ポジション
③プロフィール

1番 センター 近本光司

①5
②外野手
③虎不動の切込隊長。守備でも「残念そこは近本」と言わせんばかりの広範囲の守備力を持つ。今季は7月に骨折で離脱する大ピンチを迎えるも脅威のスピードで復活することができた。

2番 セカンド 中野拓夢

①51
②セカンド
③今季より二塁にコンバートされたWBC優勝戦士。守備はまだ荒削りながら守備範囲は広く、今後の成長に期待ができる。この試合でウイニングボールを掴んだのは正真正銘、彼である。

3番 ライト 森下翔太

①1
②外野手
③虎のレジェンド、鳥谷敬氏がかつて背負った背番号1を受け継いだ期待のドラフト1位ルーキー。近本選手の離脱時にはセンターでスタメン出場したこともあったが、基本的にライトでのスタメンが多かった。新人王取れるかな?

4番 ファースト 大山悠輔

①3
②内野手
③2016年ドラフトで批判を受けながらもドラフト1位で入団し、当時の監督である金本知憲氏によって辛抱強く起用され、前監督の矢野輝弘氏のもとでシーズン通して初めて4番を任されるまでに成長し、2020年はあわや本塁打王かと思わせるような打撃をみせるなど、「批判を結果で黙らせること」を具現化したと言っても良い不屈の男。優勝時には大泣きした。

5番 サード 佐藤輝明

①8
②三塁手
③今季から内野登録で固定された期待の長距離砲。4球団競合のドラフト1位という過去に恥じない活躍が毎年期待されるが、守備位置が安定しないことやプレッシャーで毎年思うように打てなかったが、「守備位置を固定しなくてはいけない」という理念による岡田采配によって守備位置がようやく三塁に固定され、この日の試合では2試合連発となるホームランをお見舞いして「アレ」を手繰り寄せた。また、球界きっての「モノノフ(ももいろクローバーZのファン)」で推しは紫担当の高城れに。ちなみに高木の夫は中日ドラゴンズの宇佐見慎吾捕手である。

6番 レフト シェルドン・ノイジー

①7
②外野手
③内外どこでも守れるうえ、肩の強さも魅力的な今季新加入の助っ人。しかし、「プロ野球スピリッツA」では画像の通り「低弾道」というあり得ない査定をされたことで物議を醸したことでも知られている。

7番 キャッチャー 坂本誠志郎

①12
②捕手
③阪神の第2捕手。正捕手の梅野隆太郎捕手が怪我で戦線離脱したことで残りの試合でスタメンマスクを任された。守備時の細かい技術の巧さに定評があり、「フレーミング(ボール球をストライクに見せかけるキャッチング技術)に長けているのでバッテリーを組んでみたい」とダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)から高評価を受けたことで名声が上がった。履正社高校時代は山田哲人内野手(ヤクルト)と共に夏の甲子園に出場したこともある。

8番 ショート 木浪聖也

①0
②遊撃手
③近本選手と同期入団の内野手。ルーキーイヤー以降パッとした成績が出なかったが、中野選手の二塁へのコンバートもあって出場機会が増え、成績も上向いた。二遊間を組むことになった中野選手だけでなく、彼も今後の更なる活躍に期待は高まるばかりだ。

9番 ピッチャー(優勝投手) 才木浩人

①35
②投手
③2019年オフに育成契約落ちを経験しながら昨季再び支配下を掴み取った不屈の男。今年の侍ジャパンとの練習試合にも先発登板し、一度は大谷翔平選手(エンゼルス)から三振を奪ったものの、第2打席で彼の体勢を崩したのにも関わらずバックスクリーンに打球を運ばれ、降板後にロッカールームで誰よりも悔しがっていた。これをバネに今季は奮闘、ついには優勝投手にまで登り詰めた。彼が優勝投手になれたのはもしかしたら大谷選手のおかげかもしれない。

監督 岡田彰布

①80
②監督(現役時代は内野手)
③今季、大きな期待を受けて2度目の監督登板を果たした虎が誇る名選手。愛称は「どんでん」。1985年の日本一の際には5番打者としてバックスクリーン3連発など、随所で活躍し日本一に貢献。現役引退後は、オリックス、阪神の二軍監督などを務め、2003年オフに故・星野仙一氏の監督勇退に伴い阪神の監督に就任、2005年にリーグ優勝を成し遂げ、その後2008年まで監督を務めた。2010年からは現役時代晩年にも在籍したオリックスの監督に就任もフロントとのいざこざや成績不振等もあって2012年解任。その後は解説業に周り、「おーん」「そらそうよ」などの独特の言い回し、いわゆる「どん語」で人気を博す。愛称の「どんでん」は、味の素がかつて発売していた「うどんおでんだし」という商品のCMにお笑い芸人の坂田利夫氏と共演したことが由来。

むすびにかえて

 いかがでしたか?今回は阪神タイガースがセ・リーグを制覇したことについて書きました。ですが、まだ終わったわけではありません。JERAクライマックスシリーズ・セ(クライマックスシリーズ・セ)が待っています。もう浮かれていられません。リーグで「アレ」をした阪神は、シード権でクライマックスシリーズファイナルステージから戦い、尚且つ1勝のアドバンテージが贈与されているので、あと3勝しないとSMBC日本選手権シリーズ(日本シリーズ)には進出できません。最高の「アレ」を目指して阪神タイガース、そして岡田彰布大監督、頑張れっ!!!

次回は10/7の配信です。私が将来住みたい街について紹介します。
それではまた。

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