週刊オールライター号外 「TOUCH THE DREAM 1YEARS AFTER 就職活動、終わりました。 そして今、思うこと。」
突然ですが、本日は10月31日です。何の日かわかりますか?
世間一般的にはハロウィンでしょう。私は今日はもう一つ大事な記念日であると思っています。それは、FM NACK5の開局記念日です。開局36周年おめでとうございます。
実は今日は、私の大人への第一歩を踏ませてもらった開局35周年記念企画「TOUCH THE DREAM」が完結してちょうど1年が経ったのです。本日は土曜日ではないので配信日ではありませんが、この大事な記念日に、重要なお知らせをするべく号外を配信いたします。
単刀直入に申しますと、私は10月25日(金)をもって就職活動を終了することができました。
「TOUCH THE DREAM」でお世話になった鉄道ダイヤ情報の大杉豊編集長やプロの鉄道ライターの栗原景さんなどを巻き込んでまで進路相談に乗っていただいた日からもう8ヶ月以上も経過し、当初の予定より1ヶ月遅れてはしまいましたが、何とか完結できました。今回は、この就活が終わった今だからこそ思うことを綴ります。
1. TOUCH THE DREAMで学んだこと 「感謝」と「責任」
このTOUCH THE DREAMで学んだことは、この配信で何度も言っていることですが、ここでもう1回言います。それは「感謝」と「責任」です。これを強く意識するようになったのは、私の生活態度の至らなさを原因とする重度の帯状疱疹を発症したことで企画が一度ストップした、という痛恨の出来事からでした。帯状疱疹は、生活態度の悪さとストレスがあれば若い人でも発症します。このせいで、企画が1ヶ月も止まってしまいました。今思い返しても本当に申し訳ないことをしてしまったと思います。ですが、TOUCH THE DREAMのスタッフさんと栗原さん、さらにはこの企画に手を挙げてくれた鉄道ダイヤ情報の皆様が日程調整を続けてくれた結果、8月半ばに取材同行するという形で企画が実現しました。実は、TOUCH THE DREAMの企画趣旨は「学生の夢に触れるお手伝いをNACK5が責任を持って全力でサポートする」でした。本当に頭が上がりません。自分が招いたミスで全てを狂わせてしまったのに、企画を責任を持ってやり遂げてくださったのです。この姿勢に私は深く感動しました。
2. バレンタインの進路相談 なぜ大杉編集長は時間を割いていただいたのか
10月31日に大宮ソニックシティで開催された「NACK5 35th PARTY ~大宮いんびてーしょん~」をもって全てのイベントが終了してから2ヶ月後、私はとある方にEメールを送信しました。送り先は鉄道ダイヤ情報の大杉豊編集長です。8月の取材同行で大杉編集長から名刺をもらっていたのですが、それを就活に活かせないかと思っていた私は大学の就職課から
「進路相談してみるのもいいよ」
と言われたので、私は時候の挨拶をネットで検索してそれを見ながら進路相談の時間を作ってほしいというお願いのメールを送りました。その結果、2月14日にライターの皆さんが来て打ち合わせをするというので、それに合わせて調整をいただきました。
当日は、新調したスーツ一式に身を包み、ネクタイを締めて御茶ノ水に向かいました。当日は大杉編集長と若い編集部の方と2対1面談でした。その後、ライターの皆さまが次々と到着し、気がつけば5対1面談になっていました。
しかし、なぜ大杉編集長は私のためにわざわざ時間をとってくださったのでしょうか。これは、私に期待してくれていることの表れなのだと思います。おそらくですが、昨年8月の栗原さんへの取材同行に参加した際に私を見てそう確信したのだと思います。本当に頭が上がりません。
3. 就職活動で感じた変化
これを一言で表すとすると、「大人としての成長を大きく感じることができた」です。
皆さんは、この言葉をご存知ですか。
「努力すると成功は保証されていないけど成長は保証されている」
この言葉は、中居正広さんがNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組でSMAPが取り上げられた際に残した名言です。私は元々、この言葉を中学2年時の定期考査の成績表の表紙に書いてあったことで知ったのですが、今この言葉の重みを感じています。
正直にいうと、第一志望には落ちました。そういう意味では成功は保証されなかったかもしれません。
でも、でもですよ⁉︎、就職活動という人生の分岐点を一番近くで見てくれた親、会社や私とのやりとりを通じて作戦などを提案してくれた就職エージェント、進路相談のきっかけになった大学の就職課の職員、常にニュースの疑問に丁寧に答えてくれる栗原景さん、時間を割いてまで進路相談に乗ってくれた大杉豊編集長、イベントの空き時間に進路に関して金言をくださった保井ひろゆきさん、自分が大きく変わるきっかけをくださった中山貴大さん含めたNACK5の方々(特にTOUCH THE DREAMでお世話になった方々)など、多くの方々の支えがあって乗り越えたからこそ、大人としての成長を実感したことの方がが第一志望に落ちたことよりも大きいです。
聞かれそうな質問の答えを用意したつもりでも、「それは入社志望するというところには結びつかない・弱い」と会社との面談などで突っぱねられたことが何度もあります。でも、それを繰り返したからこそ、それが苦肉の策だったとしても思考力はそれなりに身につきました。それはとても小さなことですが、「成長」だと私は思っています。
4. 祝福と激励をいただいて
内定受諾先が確定した翌日、栗原さん、土屋さん、大杉編集長、進路面談させていただいた鉄道ダイヤ情報の編集者様、TOUCH THE DREAMのスタッフさんで名刺をいただいた方々にお礼と報告のメールを送信しました。
送信した当日からこの配信日に至るまで、皆様方から祝福と激励のメッセージをいただきましたが、私は責任が重くのしかかったと同時に、これからもライターを目指すその名に恥じない生き方をしようと心に決めました。その報告を親にするたびに母から半ば羨望の気持ちを込めたショートメールがたくさん来ました。
「社会人の大人が学生のあなたの為にこんなに真摯に向き合って意見してくれるなんて、母親として、ありがたくて感動して休憩中に涙が出て来た」
この一言に私は気がより引き締まりました。
(さらに10/29にはnoteで鉄道ジャーナリストの梅原淳様ご本人から記事の書き方についてご指摘をいただいたのですが、その際も母から
「よかったじゃん」
と羨ましがられました。)
むすびにかえて
今回は、号外として私のお知らせと心境の変化をまとめました。迷走していた時期もありましたが、諦めずに走り切った自分自身を褒めたいと思っています。「がんばった大賞2024」MVPです。さて、親へのお礼は何にしようかな・・・。
それではまた。次回は通常の配信をお送りします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?