見出し画像

目指すは「かわいくてごめん」精神

婚活パーティーでの気づき

 25歳、四捨五入すれば30歳。相変わらず「いつまで1人?」の孤独と戦っている。いちばん手っ取り早く1人から抜け出せるのは、結婚。そんな考え方から逃げられないわたしは、婚活パーティーが近くであるたびに飛んで行ってしまう。そして、知り合った人と数回会い、「あ、この人も違った」と切り捨ててしまう。
 「違う」とはなにか。てっきり、生理的に無理なんだと思っていたが、それもなんだか適切な表現ではない。考えて、納得した結論は、「わたしのことを好きな人は好きになれない」だ。流行りの蛙化現象を地で行くタイプだったようだ。
 自尊感情が低いために、自分に好意を寄せてくれている人のことまで否定しまうのが蛙化現象だ。だけど、わたしの蛙化はひと味ちがう。ひと味よけいにこじらせている。婚活パーティーのために前日からパックをして、いつもより小奇麗にして、いつもより愛想笑いをして、すべて「いつもより」頑張っている。頑張っているのに、選ばれない。そんなわたしを選ぶ人だから、きっと他の人には選ばれない。価値のない人から選ばれるわたしは、誰よりも価値がない。このように、負の感情スパイラルに陥り、どんどん自分のことも相手のことも嫌いになる。あー辛い。

自己愛を高めよう

 いま自分に必要なのはなにか、間違いなく自己愛だろう。だれかのために綺麗になるのではなく、わたしはわたし自身のために綺麗になる。わたしはわたしを愛するために努力をする。わたしが納得できるようなわたしでいる。chu かわいくてごめん精神でいたい。
 ここでぶつかるのは、どうやったら自己愛が高められるかだ。自分を愛する手段に乏しいわたしは、金をかけること以外に自分を労わる方法を知らない。とにかく自分磨きと称して自分に金をかける。まあ、自分磨きの名目がないと自分に金をかけることに罪悪感をいだくのでちょうどいいのかもしれない。基本的に自分のことを好ましく思っていないので。
 誰よりも自分が自分のことを大切にして、愛していきたい。とりあえず下着を新調しようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?