どうする佐々木(29歳、妻子ありで退団)
今日から始まるNHK大河ドラマ、「どうする家康」に倣ったタイトルです。
今シーズンはFC刈谷から移籍し、FCバレイン下関でプレーすることが決まりました。FC刈谷在籍6年目、妻子あり(生まれも育ちも刈谷の人、もうすぐ1歳の娘)、おおすが整形外科正社員勤務、29歳、千葉県出身、FC刈谷から契約更新の通達有り、、、多分刈谷を出る理由無いんです。そんな有り難い状況でバレイン下関に移籍を決めた理由を3つ述べます。
移籍を決めた理由3つ
①自分の売り時だと感じた
②慣れの違和感
③熱意
➀自分の売り時だと感じた
昨年までFC刈谷の監督であった村田一弘さんは、「自分達は"商品"だから、売り込むために価値を高めないといけないよね」と言っていました。結果を残す、多くの人に観てもらえる試合や大会に出ることで、その価値が高まる可能性が拡がります。今年は公式戦全試合フル出場、東海1部リーグ優勝、ベストイレブン・MVP、地域CL4位という結果でした。JFL復帰というチームの結果は達成出来ませんでしたが、24人も新加入選手がいて、ほぼ新チームの状態でもその舞台まで行けた結果は出たのかなと思いました。
そして、退団コメントにも載せましたが、
個人もチームも出し尽くした結果だと、2022年地域CLで初めて感じました。JFLに一度昇格した経験があったからか、昇格する難しさを体感しました。
様々な条件が重なって、このタイミングだと思い退団を決意しました。
②慣れの違和感
昨シーズンは、29歳にしてチーム最年長キャプテンという立ち位置でした。大卒1年目の選手も多く、良くも悪くも自分の意見が通りやすい、正しいと思われているのを感じていました。勿論年齢差もありますが、話を聞いてくれるのが有り難い気持ちもありました。そして刈谷に住み始めて6年が経ち、コメダ珈琲の乱立に戸惑わず、トヨタ系カレンダーという言葉を使いこなし、かりや⤴というイントネーションもネイティブに近づきつつありました。これらの自分が過ごしやすい、居心地のいい環境は自分の成長のためになってるのか疑問を抱きました。年末には、「違和感を大事にする」という言葉にも出会えました。
③熱意
移籍の優先順位として、上位カテゴリー、サッカーの条件がより良いチームで探していました。国内外問わず探して、沢山の人に協力してもらいました。SNSにプレー集を載せて"蹴"活もしてました。
JFL以上のチームから話は無かったです。自分の実力です。ただカテゴリー問わず色んな方々と話をする中で、「退団コメントを読んで連絡しました」「人間性も評価しています」「経験を若いチームに伝えて欲しい」などプレー以外の面が多く出てきました。自分は上のカテゴリーでプレーしたい、レベルアップしたいという主観と、周りやチームから求められる客観のズレを感じ、何を軸に決めればいいのか迷っていました。カテゴリー、お金、監督、場所、ゲームモデル、やりがい、仕事、セカンドキャリア、クラブのハード面、地域に応援されているか、、、そこで現れた軸が【熱意】です。どうして佐々木宏樹が必要なのか、何を求めているのか、もっとこうすればプレーが良くなるなど、改善点も伝えてくれました。退団のリリースが出てから最初にオファーをして頂き、何度も連絡がありました。自分の質問にも真摯に答えてもらえました。そして、大晦日にバレイン下関に加入する旨を連絡しました(年の瀬にすみません)。1/7に全体ミーティングがありzoomでの参加でしたが、画面越しでも伝わる熱意に、鳥肌が立ちました。
何かに取り組む時には、不安になったり面倒臭かったり反対意見があったりします。そんな時にいつも、「お皿洗い理論」で考えます(持論)。洗う前っていつも、洗わないとなー溜まってるなー面倒臭いなーって思ってるけど、いざ洗い始めれば煩わしさを忘れて、どの順番で洗えば効率良いか、食器の綺麗な並べ方など創意工夫しながらやってるはずです(食洗機は使ってない人)。どうする佐々木、と悩むのではなく、Doする佐々木で生きていきたいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。