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KORG NAUTILUSとKRONOS ほか起動時間特集

今回は起動時間の整理。工場出荷時のPRELOAD.KSCと、私のライブ用最低限セッティングそれぞれで整理しました。

1.NAUTILUS 出荷時

NAUTLUS 出荷時のPCM RAM状態

PRELOAD.KSCはRAM Size1.4GBとなっています。
Memoryには1456(MB)利用、216(MB)FREEとなっています。
...ちょっと待てよ。利用とFREEあわせて1672(MB)、カタログ上のPCM RAMは約2GB。400MB弱のメモリは何処に行った???
カタログにはプリセットPCMでRAM 496(MB)と記載されています。KRONOSはプリセットPCM 314(MB)でROMと記載。NAUTILUSはKRONOSと違い、プリセットPCMがROMではなくRAMになっているのですね。PCM RAMの一部がプリセットPCMで占有されているということなのでしょう。

さて測定!
。。。
結果:1分45秒
リリース時は2分半かかると聴いていたので、システムアップデートで改良されたのですね。

2.NAUTILUS ライブ用セッティング

NAUTILUS 私のライブセッティングでのPCM RAM状態
上記ライブセッティングKSCの中身

ほぼフュージョンバンドでの活動しかしない私には、オーソドックスなPCMがあればよいのです。SGX-2のピアノ1つ(今回はEXs302 Italian Fを選択)とEXs6はブラスの拡張音源、この2つのみのロードとなります。RAM Size 321(MB)出荷時より1.1GBほど減っているので、さぞかし起動時間も短くなると期待できます。
ここでNAUTILUSのEXs302 Italian Fが、そもそも想像以上に容量が小さいことに気づきます。SSD側容量 121MBって..何かの間違い?
KRONOS用にオプション販売されているEXs21 Italian Fは、7.5GBのデータと記載されているのでNAUTILUSプリセットとは別物なのか?

さて測定!
。。。
結果:1分6秒

3.KRONOS 出荷時

KRONOS(無印)出荷時のPCM RAM状態

KRONOSといっても、2011年発売すぐ買った最古のものです。メモリ/ディスク拡張すらしていません。
PRELOAD_V2.KSCのRAM Sizeは739MB。システムは3.1.3。
KRONOSはシステムバージョンによって起動時間が増えたり減ったりしていました。このバージョンは歴代の中では早いほうです。

さて測定!
。。。
結果:1分52秒

4.KRONOS ライブ用セッティング

KRONOS(無印)私のライブセッティング時のPCM RAM状態

NAUTLUSでのライブ用セッティングとほぼ同じです。
違うのはSGX-2のピアノ。KRONOSではEXs6 German Dを選択しています。

さて測定!
。。。
結果:1分25秒

!!!ここからは、我が家にあるその他の起動時間がかかるKORGも比較してみます。

5.KROME

KORG KROME

初代のカラーバリエーションですね。EXではないやつです。
リッチなピアノ波形(聴感上ほぼKRONOS SGX-1のGerman Dと同じ)で潤沢に容量を喰ってます。このクラスにしてはPCMメモリー3.8GBというのは当時珍しかったです。

さて測定!
。。。
結果:0分55秒

6.VOX Continental 73 BK

VOX Continental 73 BK

こちらもカラーバリエーションのものですね。
このサイズや軽さで、モデリングのエレクトリックピアノ音源があるとか、PCM音源とはあきらかに別に高品位ピアノ音源と書かれていて、しかもそれが全鍵ノンループサンプリングとなっていたりとか、エンジンはきっとKRONOS!安売りしていたので飛びつきました。PCMメモリは10.5GB。こいつもそこそこ起動時間がかかります。

さて測定!
。。。
結果:0分28秒!...おぉぉ、体感だと1分くらいかかってたと思ってたのですが、意外と早かったのね。

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最初にKRONOS買ったときには、起動時間に2分以上かかるだなんてブッキングライブのバンド入れ替え時間でアウトじゃねぇかと心配していましたが、真っ先にKRONOSの電源入れておけば、あとは結線とかしているうちに2分なんかすぐに過ぎます。
KRONOSは13年使っていますが、この起動時間で困ったことはそういえば思い出せないくらいなかったです。


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