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我が家のバイリンガル子育ての軌跡 #4 〜学校の中でも外でも英語のシャワー〜

引き続き、長女モモと次女ララの学校生活&英語力の伸びを中心にお話ししていきます。


EAL の先生

英語が母語ではない子には配慮がある

一校目も二校目も、英語が母語ではない生徒には EAL (English as an Additional Language) の先生がついてくれた。公立校なのにありがたい配慮で、これは多文化共生国家をうたうカナダならでは。

一校目のとき

だが、一校目の時はかなり後半になってから EAL の先生が登場したため、そんなに手厚いサポートというわけではなかった。前述のように一年生クラスのララは授業でもフォニックスを扱ってくれていたので大きな問題はなかったが、三年生のモモの場合はフォニックスも EAL の授業もなく、五里霧中という感じで、最初はかなり苦戦していた。

二校目のとき

今通っている学校では、九月の一学期が始まってから一ヶ月半ほどしてから親の元に EAL を受けさせるかどうかの同意書が届いた。もちろんすぐにサインをして返却。しばらくはそのまま何も起こらなかったが、さらに一ヶ月ほどして、モモとララが「今日英語のサポートの先生とお話しした」と言うようになった。なんというか、こののんびりした時間感覚がカナダらしい。

EALの授業が始まった

今の学校で EAL の授業が始まってみると、モモもララもすぐにこの先生のことが好きになった。50代くらいの女性の先生で、中国で8年間英語教師として働いていたとのこと。やはりこの先生も、外国人として異国に暮らすことや言語習得の大変さをよく分かってくれるようだ。

Parent teacher day (先生と保護者の面談)でお会いした時には「モモもララもおしゃべりでしょう?もちろん良い意味でね。だから必ず英語は伸びると思いますよ」と言ってくれた。

この EAL も強制参加ではないので、同意書を提出してある生徒でも気分によって来たり来なかったり。モモはこの先生と話したい気持ちでいっぱいなので、いつも参加しているそうだ。この授業が始まってから、モモの R と L, B と V の発音は確実に区別がつくようになった。

近所の方とのふれあい

あのね、今日学校でね…

英語を教えてくれるのは学校だけではない。近所の方とのふれあいについても書いていこうと思う。

モモの社交性

モモは、外交的で好奇心旺盛である一方でとても傷つきやすい HSS 型のHSC だ。このややこしい名称についてはさておき、モモの社交性が近所の方との触れ合いに繋がっていることは間違いない。ララはいつもお姉ちゃんの後をついて行き、結果的にいろいろな人と仲良くなっている。

都市部のアパートで

以前住んでいた都市部のアパートでは、お向かいの年配の女性がとても優しくしてくれた。私たちのアパートの窓とそのお宅の窓が正面で向かい合うような形になっていて、よく子どもたちの顔を窓越しに見ていたという。

「あなたたちが引っ越してきてしばらくして、窓から small faces が二つ見えたのよ。本当に可愛くて。」と何度も語ってくれた。まだ現役で仕事をしている旦那さんと、息子さんとの三人暮らしで、うちの子どもたちは孫のような存在なのかもしれない。

その方はクリスマス、イースターと、地域で伝統的に大事にされている行事ごとに手作りの焼き菓子を届けてくれた。その行事の由来も教えてくれながら。今でも都市部に行く時には必ず立ち寄り、美味しい夕飯をご馳走になっている。

引越し後のアパートで

今住んでいるアパートでは、お隣のご高齢夫婦が同様にモモとララを可愛がってくれている。先月のクリスマスの時にはクラフト作りやクッキー作りに誘ってくださり、数時間子供たち二人だけでお邪魔してきたこともあった。

その家では小さな犬を飼っていて、これがまた可愛いのだ。私たち家族にもよく懐いてくれていて、ご夫婦がお出かけの際はその犬を数日預かることもある。

こうして、学校以外でも、英語のみならず文化を教えてもらう機会に恵まれているモモとララ。英語力は日々着実に伸びている。

次回予告

本日もお読みいただきありがとうございました!
まだまだ続く、バイリンガル子育てシリーズ。明日はモモとララの英語力の「今」について、それから子どもみんなに備わっている謎の「自動翻訳機能」についてお伝えします。お楽しみに!

前回までのシリーズ記事はこちらから:

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