【HSC図鑑vol.1 イセオサム】クビになったらしょうがないくらいのマインドで
ハイブリッドサラリーマンズクラブ(HSC)広報部のさきです!ハイブリッドタグは「 #IT #広告 #広報 」です。
HSC図鑑では、
「ハイブリッドサラリーマンってどんな働き方?」
という疑問に応えるべく、多様なHSCメンバーのインタビュー記事をアップしていきます。
記念すべき一回目は、HSCリーダーの一人であるイセオサムさん。
普段なかなか聞けないイセさんの働き方、考え方をぶっちゃけていただきました。
《プロフィール》
サラリーマンとして、「bokete」や「ヨモ」というエンタメアプリのプロデュ―スをしており、累計1,000万DL突破。新規事業のアドバイザー、エンジェル投資家としても幅広く活躍されている。
【最初は何かのプロフェッショナルを目指していた】
-最初からハイブリッドにお仕事をされていたんですか?
実は、新卒ではたらき始めてから最初の8年は、本業に集中していました。ハイブリッドで働き始めたのは、起業して5年目の30歳からです。
新卒のときは日本テレビで1年間、月400時間のペースで働いていましたし、インターネット広告代理店のオプトに転職してからは、担当するモバイル広告の第一人者を目指していました。
まずは何かでスキルをつけて、一発当てないと始まらないと思っていたんですよね。
-最初は1点集中型だったんですね。学生時代もそうでしたか?
そうですね。大学生の最初の2年間はずっと演劇をしていました。ただ、3年目になって僕なりの限界が来たんですよね。
そんなときに、友達が会社を作ろうと誘ってくれて、1年程会社と大学のハイブリッドをしていました。
-1点集中の時もあれば、ハイブリッドのときもあったんですね。
はい、学生時代も社会人になってからも、時期によってリソースを集中するのか、分散するのかが変わっています。
やりたいことのベースが「何かを創る」なので、決まったらその1点にリソースを集めます。ただ、どんどん新しいことを始めたいときや、逆に今やりたいことがないというときは、手を広げることが多いですね。
【やりたいことがでてきたから自然とハイブリッドになった】
- なるほど。そうすると30歳でハイブリッドを始めたのはどうしてですか?ハイブリッドになったときのエピソードも教えてください。
アプリでやりたいことがたくさん出てきたからです。自分は、いつでもエンターテイメントを持ち歩けるようにしたいと思っていました。2008年に株式会社ハロを3人で起業して、3年かかってようやくヒットアプリを出すことができました。そこで、開発パートナーのブレイブソフトのえいちゃん(菅澤)と次のアプリを企画していたのですが、「もっと面白いインスタグラムをつくれないかな」というアイデアがでました。
そこで、新卒のときの日テレの同期、かまだんご(鎌田)が同時期に起業して、2008年からboketeというwebサービスを運営していたのを思い出したんですね。
そこで、PCサイトだったboketeをスマートフォン時代に合わせて進化させたらどうなるかなと思って、一緒にアプリを作るのが良いんじゃないかという話になったんです。このタイミングで彼が経営している株式会社オモロキの取締役にも就任し、ハイブリッドなスタイルが始まりました。
これまで打ってきた点がつながり、さまざまなタイミングが合ったんですよね。
-素敵なエピソードです。今はどのくらいハイブリッドにお仕事をされていますか?やはり友人の紹介が多いのでしょうか?
今は、10社程とお仕事をしています。アプリのプロデュースをすることもありますし、エンジェル投資をしたり、社外アドバイザーとしてプロジェクトにジョインして、新規事業のアドバイス、経営のアドバイスをしています。
お仕事をするきっかけは、友人の紹介もありますし、いきなりTwitterから連絡くれた方と、というのもありますね。
業界は、エンタメ、モバイル系だけでなく、最近は旅行や人材、ヘルスケアなど広がってきています。
-幅広いですね。その仕事をする/しないの判断はどうしていますか?
自分がワクワクするかというのは大事にしています。
そして、僕しかできない仕事かどうかですね。他の人の方が良いと思ったらその人を紹介をします。
僕は、エンタメを始めとして、一見役に立たないと思うもの、だけどないと困るものを作るのが好きで、それが強みでもあります。
そのため、役に立つものを作ることは僕でなくてもいいと考えています。
-イセさんはハイブリッドになってよかったですか?
そうですね。所属するコミュニティが一個だと、上手くいかなくなったときに苦しいなと思います。
ハイブリッドであれば、一つが上手く行かなくても、他があるから大丈夫という心持ちでいられるので、それで助けられたことは多くあります。ここは一長一短ですけども。
【失敗しよう】
-これからハイブリッドを目指す方は、イセさんのように秀でたスキルを習得してからでないと難しいでしょうか?アドバイスをお願いします。
二つやり方があると思います。
一つはゴールピープル型。ゴールを決めて逆算していく。もう一つはリバーピープル型。方向性だけはあるけど、はっきり決めずに流されるようにやってみる。若いときは、前者の考え方だったので、まずコレ!と決めたスキル(僕の場合はモバイルのマーケティング)を身につけてからハイブリッドな活動をはじめました。
でも、最近はリバーピープル型のように、楽しいことを点と点で繋いでいったら一つの線になっている、という方が自分的にも時代的にも向いていると感じます。
そのため、ハイブリッドを始めるときは、自身の方向性に合う仕事を探しながら、スキルを習得していくのがいいかもしれませんね。
-新しいことを始めるときに、失敗に対する不安はありませんか?
昔から、不安はあまり感じないですね。
それよりも、やらない後悔の方が大きいタイプです。
だからこそ、失敗に対して自分を許容したいし、許容できるような社会にしたいですね。
むしろ失敗はおいしいと思うんです。
失敗を話せる人が少ないからこそ、話せる人はかっこいいと思います。
【動き出そう~HSCについて】
-イセさんの働き方や考え方、とてもタメになりました!!そんなイセさんが、HSC(オンラインサロン)を始めたきっかけは何ですか?
オンラインサロンは元々やってみたいと思っていました。
boketeのときもそうですけど、不思議と僕がやりたいと思っていることを誰か友人もやりたいと思っていることが多くて。それが10年来の友人の小柳津さんだったんですよね。小柳津さんから、ハイブリッドサラリーマンを広げようという話を聞いて共感したので、一緒に始めることにしました。
-HSCではリーダーを8人に増やしたのはなんでですか?
色々事例がある方がよくないですか?
「オンラインサロンにリーダーが複数いる」、というのは色んな人に上手く行かないよ、と反対されましたが、誰もうまくいっていないからこそ面白いと思いました。
僕らの色んな視点があるからこそ、良い意味でトップダウンがないおもしろい組織になるかなと。
-HSCでやっていきたいことは何ですか?
まずはこのサロンからハイブリッドサラリーマンを増やして、その中でスターになる人を生み出したいです。
メンバーがやりたいことを他のメンバーが応援するようなコミュニティになればいいなと思います。
【最後にメッセージ】
-最後に皆さんにメッセージをお願いします!
ありきたりではあるのですが、この話を聞いても、やらない人が98%くらいだと思うんです。だからこそ、なんでやらないかを解消したいです。
最初は心理的なハードルが高いかもしれないですよね。やってみたらそうでもないんですけど、社会人は「失敗したらいけない」というマインドセットがあって、最初の一歩が踏み出しずらいのかもしれません。
クビになったらしょうがない、くらいのマインドセットで行きましょう!
-「あそぶようにはたらく」を追求してハイブリッドに活躍されているイセさん。そんな、イセさんならではのメッセージがたくさん詰まったインタビューでした。ありがとうございました。
-撮った人
Kuroda Hirokiさん
-インタビューした人
Watanabe Marinaさん
Shimizu Junichiさん
Sasaki Kaiさん
-書いた人
Wakabayashi Saki
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