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旅立ち


前回の投稿から1年が経っていました。

この1年間で多くの経験をすることができて、東京23FCと江戸川の皆さんには感謝しています。
本当にありがとうございました🙇‍♂️

今回はたった3ヶ月だけであるが、海外で過ごして感じたこと、もちろんサッカー面も含めて。その自分自身の気持ちと考えを書いているので、暇があれば読んでみてください。

最後まで読んでくれたら、ぜひ感想も待ってます!






1.  理由

9月1日の夜、クロアチア行きの飛行機に飛び乗った。
人生で初めて一人での海外。めちゃくちゃ不安だった。

その分、自分で道を切り拓いているような『高揚感』は、一生忘れない。

渡欧した理由は、向こうの地でサッカー選手になりたいからである。
小さい頃からの夢はかわらず同じ。しかし、日本ではその一歩目を歩みだせなかった。

でも、僕の夢に対する意志はすぐ諦めがつくほど軽くない。

夢に対する覚悟、責任もすぐ放り投げてしまう人にはなりたくない。

一番は、なによりもサッカーが大好きだから。


このような理由で、就活もせず海を渡った。
サッカーしかないし、そんな自分を信じ、期待している。




2.  Bok bok

人生で初めてのクロアチア。
まぁまぁ田舎の街で3ヶ月過ごすことになった。

空は幻想的

聞いたことがない言語。経験したことない文化。全然違う容姿。
海外ってめちゃくちゃ面白い。
全てが新鮮で、赤ちゃんみたいに何でも吸収できた。

同時に、自分が一人のとしていかに無力であるかに気付いた。

今まで言語が通じる。慣れている文化、食事。

そんな
「居心地の良い環境に甘えていたんだな」

と、強く感じた。
今回の3ヶ月で22歳にこのことを経験し、学べたことは自分にとっての財産であると思う。

自分が直接得た経験や学びをその場に置いてきては意味がない。
その経験を今後に活かしてこそ、初めて価値が生まれるのだと思う。

サッカー選手の前に一人のとして。
成長できるように。


として成長することが結果としてサッカーの成長につながるのだろう。


ホームスタジアム




3.  熱量

僕が加入したチームのリーグレベルは決して高いとはいえなかった。
でも、試合中のタックルや球際は日本では経験したことのないものばかりであった。


とにかく試合が楽しすぎた。

普段は練習後にビール、タバコのオンパレードのチームメイトが試合になると目の色を変えて、戦う

とにかくめちゃくちゃ本気

日本人にはなかなかいない、性格?資質?みたいなものだと感じた。
それに上手い・下手は関係ない。
これをベースにしないとダメだと全身で感じた。

一番はサポーターの熱。
納得いかない判定があると審判に罵詈雑言を浴びせる。
なにをいってるかわからないが、えげつないことを言っているのだろうなと表情を見て感じた。(笑)


一瞬一瞬のボールに対する気迫。集中力。

僕のサッカー感を大きく変えてくれた3ヶ月。
今までどれほど甘いものだったか気づかせてくれた。

本当に行って正解だったと感じる。
ヨーロッパのサッカーに対する姿勢を味わうことができた。

そんな3ヶ月に感謝。




4.  敵

向こうでは前線の選手、いわゆる攻撃的な選手にはとにかく数字が求められる。
その意味ではチームにあまり貢献することができなかった。

とにかく多くの決定機を決めきることができなかった。

シュートが苦手とかいってられない。
そんなプレースタイルじゃないとかいってられない。

10試合で弱みも強みもはっきりと認識できた。

僕よりも上手い選手なんて世界中にごまんといる。

そんな選手たちと自分を比べてもキリがない。
他人なんて考えていたら、時間がもったいない。

いつだって敵は自分である。
自分に勝つことでそのような選手たちをいつの間にか追い越しているのだと思う。



自分に焦点を当てること。
それが自分をどこまでも連れていってくれるだろう。


そんなことを改めて気づかせてくれた。





5.  終わりに

クロアチアで関わったチームメイト・監督・スタッフの人たちには感謝してもしきれない。

本当に親切に接してくれたし、色んな面で助けてくれた。
いつか必ず恩返しをする。

人口が少なくてもクロアチア代表がサッカー強豪国な理由を知ることができた。
初めての挑戦の地にクロアチアを選んで正解だった。

サッカーとはなにかを教えてくれた。
Hvala‼


クロアチアに行ったことでより一層、夢への想いは強まった。

もっともっと熱い、サッカーがしたい。

もっともっと興奮できるようなピッチで。

もっともっとサポーターの声援を感じながら。


一番はサッカーと共に、として成長できるように。



これからも走り続けます。








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