内なる嵐/ただいま投稿中
Yo yo yo!
気象局の中はもう大パニックだぜ!ヘレンとミルトン、こいつら2つのハリケーンが立て続けに襲ってきて、スタッフ全員が一週間も外に出れない状態でマジやばい。避難所みたいな寮で過ごしてるけど、誰も全然休めてねぇ。そんな中、暗い部屋でウイスキーガブ飲みしてたやつが、ドカっと椅子に座った瞬間にポケベルが鳴り響く!うめき声を上げつつ、ジャケット羽織って、重い足で会議室に向かうんだ。
会議室の空気、これがまたヤバい。ひとりの同僚がケータイに向かって怒鳴り散らしてんの。「こんなんで俺を辞めさせんのかよ!」って、声震わせてるぜ。電話を切った後、そのまま椅子にズドンと倒れ込んで、マジで打ちひしがれてる。「妻が離婚したいって言ってんだ、俺が家にいねぇからな」
で、眠そうな目をこすりながら、またウイスキー飲んでたやつが割り込んできて、「俺に何をしろってんだよ?」ってキレ気味。そしたら、そっけなく「ヘレンとミルトンの基本データまとめろ」ってさ。風速、気圧、降雨量、全部システムに入れていくんだけど、数字を打ちながらそいつが思わず、「これ、何のためだよ?」って聞くんだよ。
すると、離婚直前のやつがケータイから目も離さずに「ハリケーンのカテゴリーを再検討してんだよ」って。
「はぁ?再検討?」驚きが隠せねぇよな。「ミルトンは確かにカテゴリー3だったろ?」
「そうだ…でもな、上層部がそれを下げられないかって言ってんだ。ホワイトハウスがフロリダへの補償金を減らしたがってるんだよ」
そいつはピンときたわけよ。「これってデサンティスの仕業だろ?あの共和党知事の!」
もう一人の男はただうなずくだけ。そんで、会話が続く前に、女性の同僚が髪振り乱して飛び込んできて、「誰かコーヒー買ってきて!もう燃料切れだ!」って叫ぶんだよ。
みんなで休憩室に向かったんだけど、そこでは他のスタッフが疲れた顔で食事してたり、薄いコーヒーをすすったりしてんだ。テレビじゃフロリダ州知事のロン・デサンティスが瓦礫の山の上で演説してんのさ。その後ろじゃ、トレジャーアイランドが崩壊してる映像が流れてる。
誰かが笑って、「たぶん、あいつは補償金を多くもらうために被害を大げさにしてんだろ?」って皮肉ってさ、部屋中が笑いと軽いブーイングで溢れる。「トレジャーハンターだな」って誰かがつぶやいて、そのあだ名が定着するんだ。
でも、3人のスタッフはその笑いの裏で重圧を感じてんだよ。データを政治のためにいじるのは、誰にとっても納得できねぇよな。で、残された唯一の疑問は、「これに対して、俺たちはどう動くか」ってことだったんだぜ。
このストーリーに登場する人物名、団体名等は全て仮名です