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ブログのサーバーに 「お名前.com レンタルサーバ」 を選んだわけ

「アフリエイトができるブログ」のサーバーを選んだら、「お名前.comレンタルサーバ」になった話です。

アフリエイトで、SEOやLPを試してみることにした


 アフリエイトで稼いでいる人がいるらしい。

 ここしばらく、ひょんなことから文章の書き方などの勉強していました。
 
 勉強の成果を生かそうかと、文章を書く仕事を探してもみつからない。甘くなかった。SEOを意識した文書が書けることや、LPの経験が必要なものが多いのです。

 これは、練習しないといけない。経験が少なくても仕事をくれるところを見つけて仕事しながら勉強するのがいいだろうと考えました。それにしても、「未経験でよい」という仕事が少ないのです。

 ここで、ふと、考えました。

 「SEOで効果的な文章が書けて、LPを作れるならば、自分でアフリエイトをすればいいんじゃないか」多分、たくさんの人がそう考えるのだと思います。「うまくやれば、利益になるかも」 …… と考えたのはいうまでもありません。

 これが浅はかな考えなのは、ちょっと調べればわかりました。「アフリエイト入門」のような記事を読んでみると、うまくいっても、半年、一年くらいはかかるようです。
 サイトが認知されるまでに時間がかかるのだと思います。このスピードを上げるには、中古のドメインを購入するなどの方法があるようです。

僕の目的は、SEO、LPなどの実験場作りです。淡々と進めてみることにします。
 SEO、LPがうまくいけば利益が出るはず、利益が出るようなSEO、LPが書けるようになるのが狙いです。でも、利益を急がない。 
どうも矛盾していまますが「やってみたい」のでやってみます。

アフリエイトに必要なリソースの確認

 まず、レンタルサーバが必要です。
 少し検索すると、アフリエイト用やブログ用のレンタルサーバーがたくさん見つかります。いろいろな会社で色々なメニューで出しています。
 
 有名なサーバには、それほど大きな違いがあるようには思えません。どのサーバでもそれなりに使えます。とくに、「まずやってみる」という僕のような利用者では、違いがわからないと思いました。

 3社、5社程度を比べて、良さそうなものを選べば大きな間違いはないと判断しました。


必須となる要件

WordPress
 最近はCMSとしてWordPressを使うのが常識のようです。ライターの仕事もWordPressでの入稿を指定しているものも多いので、WordPressは知っていた方がいいし、特にこだわりはないので、WordPressを使うことにします。

独自ドメイン マルチドメイン
 独自ドメインが使えることは必須のようです。独自ドメインを使うならば、複数のドメインで運用できることも必要です。
 実店舗でも同じ店舗で、ブランドの洋服と駄菓子屋を扱ったら、どちらも中途半端になります。そう考えるとドメインが分けられる方が良いでしょう。
 本当にいくつものドメインを運用するかどうかわかりませんが、マルチドメインで運用できる機能があった方がいいです。

 調べた範囲では、どのサーバもマルチドメインで使えるようでした。

重要だけど、それほど気にしなくていい要件

 重要だけど、初めて運用を始めるのには、それほど気にしなくていい要件もあります。

 レスポンス、ディスク容量、稼働率などは、有名どころのレンタルサーバーであれば、許容範囲におさまっているでしょう。大きな差はないことと、どの程度の性能があればいいのかなどの、評価は難しいので、気にしても仕方ありません。

 ディスク容量も気になりますが、ディスクが不足するほどのコンテンツは作れません。ディスクが不足するほど、コンテンツが充実し、アフリエイトが成功していれば、ティスク容量以外にも課題が出てくるでしょう。そのときに考えれることにします。

外せない要件

 自動バックアップは必須です。自分で開発したコンテンツがなくなることだけは避けたいです。自分で定期的にバックアップすればいいのだけど、忘れがちな私には、必須な機能です。

 適正な価格も外せない要件です。とくに安価すぎる場合が問題です。設備が二重化されていなかったり、あまりにも多くの人で設備を共有していたり、オペレータの負担が多すぎる場合が考えられます。多分、サポート要員の確保も少ないでしょう。
有名どころをみると、1000円/月程度が一般的なようです。定価で1000円/月前後を目安にすることにします。

候補のサーバー

「レンタルサーバー」で検索して、良さそうなものをいくつか選びました。1000円/月程度の価格のところが、個人をマーケットにしているところだと思います。この中から、良さそうなものを選ぶことにします。候補としたのは以下です。

ConoHa WING  ベーシック 
990円/月(12ヶ月前払い契約時) 
月間稼働率 99.99%(SLA) 
無料ドメイン 有り 
【GMOインターネットグループ株式会社】

https://www.conoha.jp/wing/?btn_id=wing-top--wingHeader_wing-top

Xサーバー スタンダード 
990円/月 無料お試し10日 
月間稼働率 99.99%(SLA契約はビジネスのみ) 
無料ドメイン(12ヶ月以上契約時)  
【エックスサーバー株式会社】

https://www.xserver.ne.jp/

LOLIPOP ハイスピード  
550円/月 無料お試し10日 
月間稼働率 99.99%(SLA契約ではない)
無料ドメイン(12ヶ月以上契約時)
【GMOペポパ株式会社】

https://lolipop.jp/

Mixhost スタンダード 
1980円/月 初回55% OFF 880円/月  
月間稼働率 99.99%(SLA) 
【アズポケット株式会社】

https://mixhost.jp/

さくらのレンタルサーバ スタンダード 
660円/月(月払いのとき) 
月間稼働率 99.99%(SLA契約かどうかは不明) 
無料ドメインはないらしい
【さくらインターネット株式会社】

https://rs.sakura.ad.jp/

お名前.com レンタルサーバ 
1078円/月(12ヶ月前払い) 月間稼働率 99.99%(SLA契約かどうかは不明) 無料ドメイン 
【GMOインターネットグループ株式会社】

https://www.onamae.com/server/?btn_id=sv00_newdesign

「お名前.com」は、検索してもあまりおすすめに出てこないのが気になります。以前、windowsデスクトップを借りていたことがあり、馴染みがあるので候補にしました。


評価

 お名前.com  と ConoHa WING は、同じ会社が販売しています。LOLIPOPも同じGMOグループが販売しています。
販売戦略のためにブランドを分けているのだと判断しました。

 Mixhostは、価格が合いませんでした。

 さくらのレンタルサーバは北海道の地震で信頼性を証明しています。ただし、価格も安価に見えますが、無料ドメインがないので、別途ドメイン費用が必要となります。

 データセンタという観点では、お名前.comを運用しているGMOは、NTTグループのデータセンタも使用しているようです。レンタルサーバが、このデータセンタにあるかどうかわかりませんが、だいたい、同じレベルのデータセンタを使っているでしょうから、十分信頼できます。

また自社でも、都心にデータセンタを保有しているようです。
https://housing.gmocloud.com/


 Xサーバーは、選択して間違いのないサーバのようです。求人情報を見ると、データセンタでのメンテナンス要員を募集していました。サーバーのまた貸しではなく、自社でサーバーを運用しているようです。

 ここまで考えると、Xサーバ、お名前.com 、ConoHa WING、LOLIPOPのどこを選んだも大きな間違いにはならないようです。


 お名前.com とConoHa WINGの機能は、ほぼ同じでSSDの容量が違います。ConoHaの方がすこし少ない。LOLIPOPは容量が一番多い。一番少ないConoHaでも、僕には十分なので、容量はサーバーを決める決定打にはなりません。

 Xサーバも、機能も信頼性ともに満足です。12ヶ月契約では、1100円/月で、キャッシュバックがあり、実質550円/月になります。

 お名前.comが、2024.10.3まで、キャンペーン中で、12ヶ月前払い、最初の一ヶ月無料、残り11ヶ月445円/月のキャンペーン中です。

このキャンペーン価格が決め手となり、お名前.comに決めました。

ここにあげたサーバーは、どこのサーバーを選択しても問題なく運用できると思います。だからこそ、選択に迷いました。


付録 ところで……さくらのデータセンタを信頼するわけ

今回は、お名前.comのレンタルサーバー選択したけれども、さくらのデータセンタを信頼しています。地震の停電を乗り切った実績があります。知らない人は気にしませんが、とても素晴らしいことです。すこし触れておきます。

 さくらを信頼しているにもかかわらず、今回はお名前.comのレンタルサーバを選択しましたが、その理由は、GMOインターネットグルーブも同様に信頼できると思うことと、僕の使う範囲では、十分な信頼性があると考えたからです。そして、キャンペーンの価格に釣られました。

 データセンタの信頼性は重要です。自宅に手作りのPCをおいても、Webサーバなどは運用できます。社内用の設備をオフィスの隅に置いている会社もあります。最近は停電も少ないし、ネットワークもあまり止まらないので、オフィスの片隅のサーバでもあまり困ったことはないかもしれない。

 商用のサーバはこれでは困ります。トラブル時にも稼働し続けてほしいです。落雷などで瞬電があっても、データセンタにある設備には、安定して電力を供給してもらいたい。万が一障害が起きても、瞬時に復旧することを期待しています。オペレータにもトラブル対策の教育に加えて、定期的な訓練をしてほしい。

 僕は、実は顧客のサーバーを預かるデータセンタの運用責任者をしていた経験があります。また、社内のITシステムの責任者だった経験もあります。そして、この経験から学んだことから、サーバーの選択で気にすることがあるのです。


まず、前提となることがあります。

 ハードウェアはいつか必ず故障します。だから何年かに一度、故障する前にハードウェアを取り替えます。
 ほとんどの場合、短時間通信が途絶えるだけで、あまり気にしないうちに交換は終わります。だから、レンタルサーバーは、利用者が気にしなくても定期的に更新されます。この作業を間違えるとトラブルの元となります。

 また、ネットワークは止まることがあります。ルータなどが故障すると影響が大きいので、二重化します。また、インターネットの回線も止まることがある。そのため、重要なシステムでは、複数の会社と契約して回線を二重化します。

 停電になることもあります。停電対策としては、発電機を置くことが普通です。発電機も故障するので、予備を用意しておきます。特に重要なシステムを置くデータセンタでは、複数の変電所から電気を引き込む場合もある。

 停電になり、発電機で電気を供給するときには、燃料が必要です。大抵、24時間分くらいを備蓄しています。停電が続くと、燃料がなくなるので、途中で給油します。トラブル時に燃料が入手できるかどうかも問題です。地震であれば、道路や重油のタンクも損傷しているかもしれない。それでも燃料を入手できるように契約します。

 2018年に北海道で地震があったときには、さくらインターネットの石狩データセンターが停電になりました。9/6から9/8までの60時間を非常用の電源で乗り切っています。
この実績から、燃料の入手方法などの運用も含めて、さくらのデータセンタの信頼性は高いと思います。他の地域にもデータセンタを持っていると思うけれども、石狩での経験を活かしたBCP計画を持っていると考えられます。


 各社のサーバーが、どんな契約でどんなデータセンタに置かれているかはわからないけれども、信頼できる運用母体が好ましいと思います。

 私のレンタルサーバーは、個人レベルのサーバーなので一日や二日、もっと長い間止まってもそれほど困ることはないと思います。でも、データの破損は避けたいです。せっかく作ったコンテンツがなくなったら困ります。だから、停電になって発電機の燃料がなくなつても、強制シャットダウンをする程度のことはしてもらいたい。まともなレンタルサーバーであれば、常識的に実施するだろうと思う。

2024.09.21


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