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一日の1/3 8時間もの会社生活。 満足、充実、効果的にする方法

皆さんは会社生活に満足していますか。

「上司の命令を素直に聞いている。残業もしている。毎日毎日、真面目に仕事をしている。でも、給料も増えない。上司に好かれているあいつだけが出世している。このまま、真面目に仕事をしていれば、給料も増えて、出世できるのだろうか」

たくさんある不安や不満。実は、こんな不安や不満が全部なくなっても楽しく充実した会社生活になりません。それよりも、効果的な充実した楽しい会社生活にする方法があります。

不満や心配事がなくなっても満足度は上がらない


仕事の不満や心配事には、自分で解決できるものと、できないもの、心配してもどうにもならないものなどがあります。

心理学者のハーズバーグの2要因理論によると、仕事に対して満足度を上げる要因(動機づけ要因)と、仕事に対して不満をもたらす要因(衛生要因)の2つがあります。
そして、衛生要因を解決しても、満足度は上がらないことがわかっています。

つまり、不満や心配事を解決しても、満足度やモチベーションは上がらないのです。たとえば、給料があがったり、嫌な上司がいなくなったりして不満は減っても、満足度は上がらずモチベーションも上がりません。

実は、仕事の満足度やモチベーションは、仕事そのもので満足しないと上がらないのです。困難な仕事に挑戦する、仕事で評価される、昇進する、などが仕事の満足度が上がることの例です。


満足度を上げるには

たとえば、効果的に体を鍛えるには、我流でトレーニングするよりも、プロに教えてもらう方が、効果的で早くて安全です。同じように、仕事に満足してモチベーションが上げるのにも、専門家の理論は効果的です。充実した生活のために、専門家の理論を利用しましょう。

心理学者のハーズバーグの「動機づけ要因」、具体例としては、以下があります。

  • 困難な仕事に挑戦する

  • 仕事で評価される

  • 昇進する

  • 達成する/やり抜く

  • 承認される

  • 責任が拡大する

幸いなことに、この中のには以下のように、自分の努力でできることがあります。

  • 困難な仕事に挑戦する

  • 達成する/やり抜く

そして、これらを実施していくことで、次のような「動機的要因」をさらに充実させることにつながります。

  • 承認される

  • 仕事で評価される

  • 責任が拡大する

  • 昇進する

さらに、これらに挑戦するのに、リスクは少なく、試してみる価値は大きいです。

もっと充実するために

困難な仕事に挑戦して達成することは、仕事の満足度を上げます。さらに、成果を上げて認めてもらうことで、一層充実して、仕事に取り組めます。そのために大切なのが次の3点です。

  • 組織のことを考える

  • 保身よりも他利を考える

  • やり抜く。達成する

元気に仕事をして、うまくいっているひとは、この3点を外していません。
いくつか例を挙げてみます。

好きなことに挑戦しているひと

社内で今までやっていないことをするはとても大変です。
「やり方がわからない」
「失敗するかもしれない」
リスキーに見えて誰もが手をださないことに取り組むひとがいます。保身を考えずに、必要だからと挑戦をします。こうすると本人も充実した仕事ができます。うまくいけば、組織の役にたち、仕事で評価されて、ますます充実した会社人生を送ることになります。

部署の枠を超えても、必要なことはやるひと

部署ごと決まっている役割を果たせない場合が多々あります。
そこで「手伝うことを躊躇する」ひとと、気にせずに「必要なことだからやる」ひとがいます。
「他人の分野に手をだして失敗したら責任問題だ」などと考えて静観するひとが多い中、手を出すひとがいます。「求められていることを実行する」と言う軸を持っていると保身を考えずにひとのために活動できます。そして、役に立てば評価され、ますます満足度は上がります。

困難な仕事で責任を果たすひと

どんな職場にも、困難な仕事というのがあります。そんな仕事が回ってこないように振る舞うひとがいます。一方そういう仕事を引き受けて着実に仕上げるひともいます。

困難な仕事をすることは「しなくていい苦労をする」ことではなくて「チャレンジのチャンス」です。特に自分の経験が少ない時は安心です。自分で解決できなくても、解決できる経験者が近くにいて助けてもらえます。だから、リスクは少ないのです。

困難な仕事に取り組むことは、成長の機会であり、完了時の達成感も大きく、周りからの評価も高い、良い機会です。


自分でできることをする

充実した会社人生のためには、仕事そのもので満足感を得ることが効果的でが、都合の良い仕事ばかりが回ってくることはありません。
しかし、困難な仕事へのチャレンジ、困難な仕事をやり抜くなどは自分で今日から取り組めます。

さらに、大変な仕事であれば、結果を認めてもらうことや、昇進なども期待できます。

保身を考えずに、組織や世の中に役立つことを考えて仕事に取り組み、やり抜くことに取り組むのが、充実した会社生活の元となります


まとめ

8時間、一日の1/3を占める会社での仕事の時間を充実したものにしないで、人生を楽しむことはできません。

仕事に取り組む時間を充実したものにするには、不満を解消するよりも、仕事自体の満足度を上げることが重要です。

不満の解消は後回しにして、満足度を上げることを目指しましょう。

そのためには、組織のことを考える。保身に走らず、他利を考える。他人、世の中に役立つことをする。そしてやり抜くことが重要であることを説明しました。

仕事の満足度は経験、能力、スキルなどの問題だけではなく、仕事に向かう姿勢やマインドによるところが大きいのです。

今からできます。満足度の高い、充実した会社人生を目指しましょう。
組織のことを考え、利他の精神で仕事に取り組み、やり抜くことが第一歩です。さ、始めましよう。

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