ミニマリストとコロナウイルス
モノを増やしすぎない、必要なモノだけに囲まれて暮らすミニマリストという生き方が2010年代になってから色々とメディアでも取り上げられるようになりました。
今さらミニマリストの定義をどうこういうつもりはないですが、とりあえず余分な持ち物を極力減らす生き方をしている人、ということでいいんでしょうか。
極限まで減らして生きている人はまたそれはそれで元々のミニマリストの定義からは外れるような気がしますが、そういう人もいるようです。
そういった人は自分の家にモノが無くても、必要になればすぐに購入すればいい、すぐに利用する分だけ家にあればいい、というライフスタイルになっています。程度の差はそれぞれあるでしょうけれど、少なくとも目につくところに今すぐ必要ではないモノがあることは無いでしょう。
さて、そういうミニマリストにとって今回の新型コロナウイルスの問題で起きている品不足は結構大変なんじゃないかと勝手に想像しています。
別に人の生き方を批判しているわけではありません。ミニマリスト的な考え方は自分の日頃の生活にも参考にしていますし、行き過ぎたものでなければ良いことだとは思います。ただ、生活必需品に関しては数年分でなくても数ヶ月分や数週間分は持っておいた方がいいのかなとも思いました。
マスクや消毒用アルコールなどは備蓄している人はしているでしょうけれど、ミニマリストを自負している人はどうなんでしょうね。トイレットペーパーやティッシュペーパーなんかは嵩張りますし、あまり余分にはもっていないのではないでしょうか。飲食品はとりあえず近所のコンビニさえ空いている都会か、自給自足の生活を送れる地方であればなんとかなりそうですが、食べるものが偏りますよね。衣服については急いで買う必要はないですし、擦り切れてしまっても我慢して使うことはできます。
ミニマリスト的な生き方をしている人にとっては、例え外出自粛状態や商店の販売がストップしたとしても、耐久品は最小限あれば生きていけますが、消耗品はストックがないと即詰みのような気がします。そう言えば、ミニマリストの人って地震などの災害対策の備えってしているんでしょうか?