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2019年6月22日J1リーグ第16節ガンバ大阪対湘南ベルマーレ観戦記

梅雨入り発表がないまま梅雨の中休みのような天気になっている大阪ですが、今日はホームで湘南との試合です。

前節から今日までの間に、長崎とのルヴァンカップのアウェイゲームがあり、控えメンバー中心に従来通りの4-4-2で挑んで4-1と大勝しました。相手はメンバーを落としてきたのでそれくらいはやってもらわないと困る気もしますが、何はともあれ次のホームで0-3で負けたとしても勝ち抜けられる条件はありがたいことです。爆発中の呉屋が契約上、ガンバ相手には出られなかったというのも助かりました。こういう恩返し弾ってよく決まるんですよね。そういえば仙台戦でも終了間際に長s・・・やめておきます。

さて、それ以外にも井手口や宇佐美の復帰、というか違約金かかるんですけど獲得の噂があったりして騒がしかったりしていますが、果たしてどうするんですかね。井手口も宇佐美も欲しいところではありますが、そもそもシーズンオフにボランチもフォワードも補強していないということに改めて衝撃を受けます。中盤の構成を固めるまで時間がかかりましたし、FWの得点力不足がここに来て勝ち点に影響してきました。

それはともかく、今日の湘南戦でも最寄りの万博記念公園駅からスタジアムまでのクラブ推奨ルートをパナソニックロードと名付けて、プレゼントのイベントをやっていました。

2回クジを引いて、
・ローストビーフ丼などでの温玉サービス
・おさつスティック2本増量

買わないとメリットないんですよね。前の200円のドリンクの100円引き券の方がマシだったかも。

駅からスタジアムまで歩いている間に結構雨が降ってきて、試合中どうなるのかと思いましたが結局すぐに止んだようで良かったです。結構前の席なので屋根があっても雨が吹き込んでくるんですよね。

さて、今日のメンバーは先週に近い形でしたが倉田が出場停止のため、また小野瀬が怪我でいないために、こうなりました。

     アデミ ウィジョ
 中村            田中
     福田    高江
        矢島
  ヨングォン 三浦 高尾
        東口

左右のアウトサイドが攻撃的なため守備の不安もありますがサイドで押し切るつもりでしょうか。

キックオフ後、しばらく湘南の前線からのプレスに苦しみます。後ろの方でつなげてはいますが、前に効果的なボールを送れません。中盤に運んだときには湘南の戻りが早く手こずります。

湘南の方がサイド攻撃、特に中村の後ろ、ヨングォンの左にあるスペースを上手く突いて何度もチャンスを作っていました。ガンバとしてはボールを持って攻め込んだ時間帯もありましたが、セレッソ戦以降負け無しの中で一番悪い内容の前半だったかも知れません。

さて、このままでは攻撃がままならないと思ったのか、宮本監督がハーフタイムに動きます。警告を受けていた福田に代えて遠藤を送り出します。なかなか前にボールを入れられなかったので、この交代は理にかなっていると思いました。もちろん、福田のダイナミズムがなくなるわけですから、中盤での守備が弱まる可能性もありますが、この日の湘南の攻撃姿勢から見て大丈夫だと判断したのかも知れません。

そして遠藤投入の決断は当たりました。明らかにボールを落ち着いて回せるようになり、湘南陣内に押し込んで攻める回数が増えました。アンカーから離れて自由に動けるようになった矢島が左右と前に飛び出していきチャンスが増えます。それでも全体的にアタッキングサードでのラストパスとシュートの質が低く、得点には結びつきません。

アデミウソンに代えて食野が入り、そのままFWとしてプレーしてシュートを放ちますが枠の外。

そして湘南の決定的な場面もありましたが何とか防ぎ、これまたカードをもらっていた高江に代えて渡邊千真を入れます。怪我で長く離れていましたが、先日の長崎戦で戻ってきた待望のターゲットになれるFWでもあります。これでウィジョ・千真・食野の3トップになりさらに攻め続ける形になりました。

個人的には千真を入れるのが遅いなあ、もう時間無いやんとか思っていたのですが、素人でした。食野が左から持ち込んでウィジョばりの巻き込むシュートを見事に決め、後半アディショナルタイムに先制します。

守備に割ける交代枠も残っていませんが、何とか湘南の反撃を防ぐことに成功し、大阪ダービー以来のリーグ戦勝利を得ることが出来ました。

湘南の戦術の目的がどうだったのか分かりませんが、引き分け狙いがメインだったとしたら九分九厘成功していました。セットプレー時の時間稼ぎも巧妙で警告をもらわないギリギリまで粘っていましたし、食野のゴール直前には逆にガンバにとってはあわやという場面もありました。

最終的には食野のゴールで勝ちきりましたが、遠藤がいないと落ち着いたパス回し、縦のボールを前線に入れることが出来ないのは課題ですし、ウィジョ・アデミウソンの2トップが依然としてリーグ戦で得点できません。ウィジョは韓国代表では得点して帰ってきてますから、状態が悪いわけではないと思うんですが・・・。

さて、とりあえずこれで13位に浮上して降格圏脱出です。下が詰まっているので負けるとすぐに落ちてしまいますし、次節は16位の松本とのアウェイでの直接対決です。きっちり勝ってシーズン折り返しを迎えたいところです。

そしてその前に水曜日にはルヴァンカップのホーム長崎戦があります。今日フル出場した選手はさすがに出ないでしょう。そうなるとスタメンはこんな感じでしょうか。

       高木 食野
    倉田       芝本
       今野 高
  ジェソク 菅沼 青山 米倉
         林

ホームで0−3で負けても勝ち抜けですから、芝本や高木を試しても良いと思うんですよね。もちろん勝つに越したことはないんですが。

とにかくこれで5試合負け無しです。セレッソ戦でギャンブル的にスタメン・フォーメーションを変更しましたが、その後2勝3分というのは評価してしかるべきでしょう。昨年と同じく残留争いしながら、試合前の「コーチ 宮本恒靖」のコールで拍手が起きるのは、サポーターから見ても理解出来る戦い方を貫いているからでしょうね。

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