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今里ライナー体験記

昨日の大阪ダービー観戦の際に、普段とは違うルートで行ってみようと思い、今まで乗ったことのなかった今里ライナーを体験してきました。

地下鉄今里筋線をさらに南に延伸するかどうか、というところで事業化が厳しいという意見と、延伸を望む諸勢力のせめぎ合いで生まれた格好の今里ライナーは、BRT(バス・ラピッド・トランジット)として2019年4月から5年程度の期間という前提で運営されています。

地下鉄今里筋線は住宅街から住宅街を経由して住宅街に到着する路線ですので、どう考えても採算性が厳しくなるのは当たり前なのですが、BRTで試してみて客が多いなら延伸も考えようか、という理屈です。どう考えても無理だとは思うのですけれど。

この今里ライナーはBRTとはいえ、通常の専用車線などもなく、乗る側にしてみたらただのバスです。バス停間距離が長いだけなのですが、あべの橋ルートと長居ルートの二つがあります。今回乗ったのは、地下鉄今里駅から地下鉄長居駅までです。

今里駅で降りたところに今里筋線のシンボルカラーでもあるオレンジ色のバス停があります。


そしてバスに乗りますが、ICカードの場合は乗車時にもタッチが必要です。

地下鉄の改札口に、所要時間が書かれていた看板がありましたが、それによると長居まで34分かかるそうで、この辺は電車とバスの速度の差が如実に表れますね。

さて、今里ライナー乗車後、いくつかのバス停を経ていくと、ユニフォームを着たセレッソサポーターも乗ってきました。まあ場所柄当然だろう、と思っていたら、ガンバのアウェイユニを着たガンバサポーターも乗り込んできました。

途中、杭全を過ぎたあたりから座席も埋まってきて、湯里六丁目では結構乗ってきました。ここから長居駅までかなりの距離がありますが停留所がなく、長居公園通をひた走ります。

そして地下鉄長居のバス停に到着。交差点の北側に止まるので、スタジアムまでは道を渡ってすぐです。運賃は210円ですが、地下鉄からの乗り継ぎですと160円引きです。通常のバスの場合は地下鉄との乗り継ぎ割引は100円ですので、今里ライナーの乗り継ぎ割引額が半端ないですが、地下鉄延伸のための社会実験でもあるためなのでしょうね。

ちなみに、試合後の帰りにも乗ろうと思っていましたが、勝利の凱歌を満喫していたら、20時22分JR長居駅からの発車に間に合わず、30分も待ってられないのでそのままJR阪和線経由で帰宅しました。本数に関しても地下鉄・JRと比べてしまうとやはり不便を感じてしまいます。

10月28日にある、リーグ戦のアウェイでの大阪ダービーでも乗るつもりですが、帰りはやはりタイミングを逃すくらいの勝利の余韻に浸りたいものです。

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