宅建試験の勉強振り返り
先日に書いた2つnoteの通り、
約50日の宅建試験の勉強して受験し、一応自己採点結果としては合格するであろう40点でした。
そのnote内にも書きましたが、私は以前に行政書士試験と、ファイナンシャルプランナー2級の試験に合格しており、その勉強で宅建試験の試験範囲の一部についても既に学んでいたため、一般的に言われる合格に必要な勉強時間よりは大幅に少なくても合格ラインを上回ることが出来ました。法律に関する資格試験の全くの初学者と比べれば、結構なアドバンテージがあったと思います。
まあそうは言っても民法分野で満点取ったわけでもないのですし、昨今の宅建試験のセオリーである「宅建業法20問で満点近くを取る」という課題の方が厳しかったです。結果的には運良く20点中18点取れました。
参考にする人がいるとは考えづらいですが、行政書士試験・FP2級に合格した後に宅建試験を2ヶ月弱の勉強期間で受験する人に向けて、私の勉強の振り返りを書いてみます。
まずテキストは、通常の勉強で使う分厚いテキストを買っても消化しきれないだろうと判断して、
ケータイ宅建士2024(リンク先は2025年度版です)
こちらのテキストを購入。四六変形版のサイズで300ページ超であり、ボリュームとしてはかなり控えめです。しかも、見開き2ページのうち左に説明、右に過去問・予想問の一問一答がある形式ですので、覚える項目はさらに半分のページ数です。
一応、テキスト冒頭のはしがきには「合格に必要な知識はこれだけ!!」と書かれているのですが、まあ実際には足りません。ということで、問題を解いてみてテキストに記載が無かったり、書き方が不足しているようなところを、方眼の付せん紙を見開き右側に貼っていきました。つまり、右ページの一問一答は全く解いていません。
では問題集はというと、こちらも一般的なゴツい問題集(過去問10年分とか、分野別解説付きとか)は50日では2周出来れば良い方でしょう。それだと覚える前に試験日が来ると思い、問題集では無く、過去問付きの予想問題集を購入しました。
2024年度版 本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士
(多分こちらのリンクもそのうち翌年度版に変わると思います)
これを選んだ理由が、5回分の予想模試に加えて、過去6回分(2020年10月・12月、2021年10月・12月、2022年、2023年)もウェブから問題・解答・解説をダウンロード出来るということが決め手でした。
予想模試のうち1つ(過去問厳選模試)だけ残して、それ以外の過去問6回・予想模試4回の合計10個分を3周しました。その中で、これは覚えないとと思った内容を、前述のケータイ宅建士のテキストに貼った付箋に書き込んでいきました。
この3周した際の経緯を勉強記録として日付と点数込みで書いていきます。○付きの数字は回数(何周目か)です。
9月2日 2020年10月過去問① 30/50
9月3日 2020年12月過去問① 34/50
9月4日 2021年10月過去問① 27/50
9月5日 2021年12月過去問① 30/50
9月8日 2022年過去問① 30/50
9月10日 2023年過去問① 22/50
9月14日 2020年10月過去問② 36/50
9月16日 2020年12月過去問② 40/50
9月17日 2021年10月過去問② 38/50
9月19日 2021年12月過去問② 40/50
9月21日 2022年過去問② 41/50
9月22日 2023年過去問② 45/50
9月24日 予想模試1個目① 35/50
9月28日 予想模試2個目① 31/50
9月29日 予想模試3個目① 32/50
10月6日 予想模試4個目① 33/50
10月10日 予想模試1個目② 41/50
10月12日 予想模試2個目② 39/50
10月12日 予想模試3個目② 39/50
10月12日 予想模試4個目② 39/50
10月13日 2020年10月過去問③ 40/50
10月14日 2020年12月過去問③ 45/50
10月14日 2021年10月過去問③ 44/50
10月14日 2021年12月過去問③ 44/50
10月15日 2022年過去問③ 43/50
10月16日 2023年過去問③ 42/50
10月18日 予想模試1個目③ 43/50
10月18日 予想模試2個目③ 45/50
10月18日 予想模試3個目③ 41/50
10月18日 予想模試4個目③ 40/50
10月19日 過去問厳選模試 45/50
という得点経過でした。10月初めに体調を崩してしまいましたが、試験当日や直前じゃなくて良かったとポジティブに切り替え、12日~14日の三連休と、直前の18日にも休みをとって、そこで帳尻を合わせて詰め込んだ感があります。
テキストも予想模試も1,400円とリーズナブルでした。
動画では、YouTubeの宅建吉野塾で、「宅建業法」・「権利関係」・「法令上の制限」の3つの「たったの2時間でマスター!」を通勤時に聞き流していました。
また、スマホアプリの秒トレ宅建士も課金して使いました。こちらは記憶の定着にやっぱり向いていますね。
最初から勉強出来る期間が限られていたため、全範囲を頭に入れることは最初からせず、過去問・予想問題で問われて間違えたところのみを重点的にやったことで、促成栽培みたいな勉強法になってしまいましたが、行政書士試験・FP2級試験の礎があったからこその方法でした。無ければ一からやるしかなかったでしょう。
前のnoteにも書きましたが、借地借家法・都市計画法・建築基準法・国土利用計画法辺りが苦手なままの試験になりましたので、全部落としていたら30点台前半になってしまっていたでしょう。問題によって解ける解けないがある分野があると、結局は運頼みの受験になりますので、お勧めはしません。まあ、民法(権利関係)で満点取る自信があるならなんとかなるでしょうが、そのレベルの人なら宅建業法も苦にならないはずですですので、あまり意味の無い仮定ですね。
とりあえず、2年半前の情報セキュリティマネジメント試験から始めた、資格試験の連続受験も一旦これでお休みにするつもりです。また気が向いたら始めるかも知れませんが。