スマホのサイズとバッテリ持ちと人間のサイズと熱生産
楽天モバイルに乗り換えたときに、小型スマホであるRakuten miniをメインのスマホとして利用するようになり、携帯性が抜群なことには非常に満足しています。ただ、小ささ、軽さの代償としてバッテリが持ちません。非常に持ちません。Rakuten miniのレビューはネットにいくらでも上がっていますが、バッテリ持ちが悪いことに言及していないレビューは多分存在しないと思います。人によって我慢できるか出来ないか、というだけの話です。
小型かつ軽量のスマホであればバッテリ持ちが悪い、というのは当然なことで、逆にサイズの大きなスマートフォンやあるいはタブレットであればバッテリ持ちは良くなります。iOSとAndroidの違いや、各機種の画面サイズ、画面の素材(液晶か有機ELか)やバッテリ容量にもよって変わりますが、基本的には画面サイズが大きなデバイスはバッテリ持ちも良くなります。
画面が大きくなることで画面表示の電力消費量も増えるはずですが、サイズが大きくなる分だけ搭載できるバッテリの容量の方が大きいということです。
バッテリ容量に対する画面サイズの比率が、デバイスが大きい方が小さくなる、という言い方も出来ると思いますが、これって人間のサイズでも同じ話ですよね。
寒い地域に住む人の体のサイズは大きくなります。熱は体の中で作られますが、体表から熱を冷たい空気により奪われます。そのため、身体の体積に対する表面積の割合を減らすことで、作られる熱より放出される熱を減らすことが出来ます。表面積は二乗で計算されるのに対し、体積は三乗で計算されることからも分かりますね。
スマホのバッテリーを人間の体積、スマホの画面サイズを人間の表面積に例えるとこうなります。熱帯地域と寒冷地域の人間の平均サイズは明らかに違います。ベルクマンの法則っていうらしいですね。ついさっき検索したら出てきました。
クマとかマンモスとかを考えると人間だけではなく動物もそうなんだろうな、と思いますが、象は東南アジア・インド・アフリカなど暑い地域に普通に存在しているので何か理由があるのでしょうか。
ともかく、小型のスマホを使う以上はバッテリ持ちが悪いのは覚悟するしかありません。モバイルバッテリを持ち歩けばいい話ですが、だったらそもそも大きいスマホを持ち歩けばいいだけの話です。
最近は、モバイルバッテリのレンタル自動販売機なんかもありますので、いざという時には使えなくもないですが、たいていの「いざという時」にはそういうものが近くにはありません。
Rakuten miniほど小さくなくても、iPhoneSE初代くらいのもので良いんですけどねえ。