献血カード廃止方針発表

私は献血に年に何回も行っていますが、何週間も前に予約をすることもあれば、前日や前々日くらいに予約を入れてポンと行くこともあります。さすがに混雑や長時間待機が嫌なので、予約なしでは行かなくなりました。

ラブラッドというサービス・アプリを使うと、予約もキャンセルも楽チンです。当日、本来なら現地で申告する問診回答もアプリやブラウザから出来ますので、会場での待ち時間を減らせます。

今では、ラブラッドのサービスやスマホアプリは非常に便利になりましたが、その一方でこれまで使っていた献血カードを持っていかなくても良くなりました。それは、献血カードの不要性を証明しています。

そしてとうとう、日本赤十字社が献血カードの廃止方針と予定を発表しました。

まだ1年ちょっと先の話ではありますが、もともと既定路線だったのでしょう。

健康保険証がマイナカードで代用され、またスマホでのマイナ保険証が実用化されていく時代ですので、献血カードのような印字を書き換えるカードは時代遅れと言えば時代遅れです。

とはいえ、みんながみんなスマホを使いこなせるわけじゃないぞ、という声もあるでしょうけれど、そもそも献血には年齢制限があり、スマホを使えないようなお年寄りは既に対象外です。

お年寄り以外でもスマホが苦手という人はいるでしょうから、その人が取りこぼされてしまうことになりますが、献血自体はあくまでボランティアであり、義務でも無ければ収入源になるわけでもありません。献血カードの廃止により侵害される権利というのは非常に限られています。

その一方で、献血カードを全面的に廃止することで、各献血会場での作業効率がかなりアップするだろうことは予想できます。

ただ、一つの懸念としては、現在各献血会場や都道府県レベルで行われている各種キャンペーンについて、紙のカードにスタンプを押したりカードと交換したりして景品や試供品を渡している作業を、アプリに集約することが出来るのか、ということがあります。

ここの部分を紙のカードで今後も続けていくのであれば、献血カードを廃止しても別のキャンペーン用カードを持参しないといけないことになってしまい、献血カードの廃止がさほど便利になりません。いっそのこと、ラブラッドアプリ内で各種キャンペーンも実施出来るようにしてくれるのであれば、献血する側としては大変ありがたいのですが、どうなんでしょうね?

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