マスメディアでは語られないカズ問題

ポルトガル2部リーグでプレーしていた三浦知良選手が、この夏に日本に戻ってくるとの報道がありました。ポルトガルでプレーと言っても実際に公式戦に出たのはほんのわずかだったようです。

彼の現在を語る際に、大抵の意見は
・もうプレーは諦めていい加減引退した方が良い
・何歳になってもプレーする意欲は素晴らしい
のどちらかになるのではないでしょうか。

また、素晴らしいと褒める場合にしても、いざ自分が応援するチームに入るとなったら、
・それはちょっと止めてほしい、他の選手の出場や成長の機会が奪われる
・彼によってチームの知名度アップにつながるし、彼の経験や態度を若手選手に学んでほしい
の2つの意見に分かれそうです。

上記の2つの2択がそれぞれ半分ずつになるのであれば、実際にカズのプレーを歓迎するのは単純計算で4分の1になるのですが、実際のところはどうでしょうね。

ただ、本当に考えるべきは、今のカズが果たして実際に客寄せパンダとしての効果があるのか、というところでもあります。ポルトガルに行く前に所属していた鈴鹿ポイントゲッターズはJFLのクラブで、その際には監督で兄の三浦泰年氏と合わせて、それなりに注目を浴びていました。

しばらく前から客寄せでもありスポンサーも連れてきて年俸を賄っているのでクラブは損はしていない、という理論はありましたけれど、現所属のオリベイレンセや、日本再復帰で有力視されるアトレチコ鈴鹿(旧名:鈴鹿ポイントゲッターズ)でも、実際にそうなるのでしょうか?

少なくとも、メディアには取り上げられるのでチーム名の広告宣伝費くらいは稼げているのは確かでしょうか。

チーム名といえば、当のアトレチコ鈴鹿は前述の通り鈴鹿ポイントゲッターズから改名したものですが、確かにそう言えばクラブの不祥事やガバナンス問題などがあったなあと思い出しました。Jリーグのクラブが改名するのはほぼ無い(ジェフやレッズやサンガのような変更はありますが)一方で、JFLや地域リーグに所属している、将来のJリーグ入りを目指すクラブではしばしばありますね。

経営権やら商標権やら色々あってのことですが、その辺が元々ちゃんとしているチームは、そもそもカズを・・・。

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