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Jリーグの去年と今年と未来

Jリーグが2019年度の各クラブの財務状況を発表しました。

Jリーグ45クラブ「19年営業収益ランク」 合計は1154億円超…上位につけたのは?
https://www.football-zone.net/archives/264073
昨年度の順位表
https://www.jleague.jp/standings/2019/

と見比べると神戸と名古屋の燃費の悪さとセレッソ・大分・仙台の効率の良さが目に付きます。

イニエスタ効果ですごいことになった神戸はともかく、ガンバ大阪は営業収益の順位では上から8番目でした。J1で7位という順位は、途中の残留争いや主力選手の移籍を考えると悪くないように思えます。もちろん納得は出来ても満足は出来ません。今シーズンこそはタイトル奪還を! と言いたいところですが、コロナ禍でただサッカーが、Jリーグが存在しているだけでも満足してしまいそうです。どうやら7月11日再開になりそうですが、その後のコロナウイルス感染の第二波が発生して大きな被害が出てしまったら、もうどうなるか分かりません。サッカーファンとしても最悪の事態を覚悟しておかないといけないでしょう。

間違いなく、Jリーグが2月中に試合開催をストップしたことは間違いではなかったはずです。日本とは比べものにならないくらい感染が広がってしまったヨーロッパでは、3月途中まで普通にプロサッカーが開催されていて万単位の観客がスタジアムに押し寄せていました。

確実な内容かどうか分かりませんが、イギリスのBBCがこんなニュースを出していました。

3月のスポーツ大会が感染の「苦しみと死者数を増やした」 英科学者が分析
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-52806250
スペクター教授は言う。「スポーツイベントの休止は、少なくとも1週間は早く実施するべきだったと思う。それによって、苦しむ必要がなかった人が苦しみ、亡くなるはずではなかった人が亡くなった可能性がある」

本当に休止したことが感染防止に効果があったのかどうかなんて、100%正確なところまでは誰にも分からないでしょう。いつの時点でどれくらい感染が広がっていたかを正確に知る術は現時点ではありません。ただ、早めに対応した日本、Jリーグの措置は正しかったと私は思いますし、村井チェアマンはサポーターとして敬意を払うべき存在だと思っています。

巨額の赤字が発覚したサガン鳥栖の処理が難しいところではありますが、このチェアマンなら何とか落とし所を見つけてくれるのではないかという期待すら持ってしまいます。もちろん、スーパーマンではないのですし、期待しすぎは良くないのかも知れませんが。

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