献血カードのスマホアプリ化と、来るべきマイナンバーカードのスマホアプリ化

8月に全血献血して以来の献血をしてきました。今回は成分献血です。

日本赤十字社の献血に関するホームページを見てみると、いつの間にか献血カードがスマホアプリ化されていました。それに加えて、当日の問診回答を事前に行えるようになっています。

アプリ化によって献血カードを持ち歩く必要が無くなるのは便利!と思いましたが、献血ルームでは様々なキャンペーンがあり、そのキャンペーンで使用するカード(献血カードと同じサイズ)が何枚もありますから、それを持っていくなら結局スマホだけということにはなりません。

何の気なしに歩いていて、突然近場の献血ルームや献血バスで献血しようと思った時に、献血カードが無くてもスマホがあれば大丈夫!というケースしかメリットを感じられません。

毎日献血するわけではないので、カードでもアプリでもどちらでも良いといえばどちらでも良いですし、アプリによってカードが廃止されるわけでもないので、別に文句を言う人はいないでしょう。

文句というか批判や非難が多く上がっているのがマイナンバーカードの方でして、健康保険証の代わりになるだけでなく、2年後には元来の健康保険証を廃止してしまうということを発表したことで、マイナンバーカード嫌いの人が激高しています。

個人的には運転免許証と健康保険証がマイナンバーカード1枚で済むようになれば、財布に入れるカードのスペースが減りますので大変ありがたいのですが、ありがた迷惑どころか国家による人民支配の始まりだと騒ぐ人は結構います。

そもそも、国家が国民を管理するのは当たり前で、現時点でも戸籍・住民票・健康保険・年金によって事実上全ての国民を管理しています。情報漏洩が不安というのも、今あるシステムなら情報漏洩しないのかというとそうでもありません。そして、基本的にシステムは古いものより新しいものの方がセキュリティはしっかりしています。もちろん、一切オンライン化せずに紙とペンで管理するなら別ですけれど、その場合は不便さと引き換えになります。

不便でも安全なら良いというかもしれませんが、もし完全オフライン化すると、現代ではあまりに不便すぎる社会になってしまいます。

反対や批判をするなら、むしろ現行のマイナンバーカードの「不便さ」の方でしょう。カードの裏面の番号が見られないようにマスクするスリーブに入れるとか、この仕組みを作った役人は何を考えていたのだと問い詰めたいくらいです。どんどん使え、でも番号は人に見せないようにとか無理すぎます。番号管理の基本設計がおかしい気がしますが、何か重大な問題が起きない限りは、現行のシステムは変わらないでしょうね。そっちの方がよっぽど不便なのですが。

こういう点が、先日河野大臣が発表したマイナンバーカードのスマホアプリ化によって解消されるのなら良いのですが、どうなんでしょうか?

COCOAアプリの初期のようにボロクソに批判されるような出来のアプリになってしまわないか心配です。

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