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楽天モバイルをeSIMからnanoSIMに変更してついでにpovo2.0も契約してみる

昨年5月から楽天モバイルに変更して、早1年半が経ちました。契約時に端末もRakutenMiniに変更して、その次の端末もRakutenHandだったため、8月にiPhone12miniに入れ替えてもずっとeSIMで利用してきましたが、今ではゼロ円で物理SIMに交換できるのでやってみました。

参考にしたのはこちらのサイト。

あと、当然ですが楽天モバイルの公式HPも。

土曜の午後にSIMカード再発行を申請して、日曜の夜にSIMカード出荷完了のお知らせが来て、月曜の朝一番にヤマト運輸が持ってきてくれました。土日を挟むので遅くなるかなと思ったらむしろ最短かと思えるような日数で届きました。

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早速、カードをnanoSIMに分割してiPhone12miniに挿入。ここで、挿入直後に表示されるポップアップを閉じてしまい、そのまま楽天myモバイルアプリで初期設定のボタンを押すと、物理SIMの方が不通で、これまで使っていたeSIMの方だけが使える状態となってしまいました。

焦りましたが、一旦物理SIMの方の設定を削除してから、再度nanoSIMを挿し直して、出てきた「連絡先をアップデートしますか?」のポップアップから正しく進むと、eSIMの設定が勝手に消えて物理SIMの方だけでつながるようになりました。

Wi-Fiを止めて楽天回線でつながることを確認して一安心でしたが、ここからさらに進んで、auのpovo2.0をeSIMに入れてみます。

povo2.0のアプリを使って、新規契約として本人確認でのeSIM発行だと手っ取り早いですね。トッピングはとりあずデータ使い放題(24時間)の330円をまず買ってみて、早速スピードテストをしてみると、下りは130Mbpsくらいと結構出ますが、上りが5Mbpsくらいと大きな差がありました。5Gと4Gが入れ替わりますので、私の自宅がauの5Gエリアの境界線に位置しているのでしょう。

ちなみに楽天モバイルだと、自宅では下り30Mbps、上り20Mbpsくらいになるので、auも楽天も良し悪しといった感じです。

楽天モバイルは自社アンテナが無いところはauのローミングが出来ますが、カバー率が増えてきてauローミングを外す地域も増えてきました。とりあえず自宅と会社と通勤経路でつながれば特に問題はありませんが、コロナ禍が収まればあちこち出掛けることになりますので、ローミングが外されていて楽天の電波も掴めない場所に出くわすと面倒です。

また、先日のdocomoの通信障害のようなことが楽天モバイルでも起きないとは限りません。せっかくのDSDV端末ですので、出来るだけランニングコストをかけずにモバイル回線の冗長化のために、楽天モバイルとpovo2.0という組み合わせで運用していきます。

docomoのahamo、auのpovo、SoftBankのLINEMOと安倍内閣から菅内閣にかけて継続的に携帯3社に強烈な圧力をかけ続けてくれたおかげで、3社とも安く使えるプランが出てきました。

中でも、結構批判されていたauがpovo2.0に至って、条件付きながら毎月ゼロ円でも維持できるプランを出してきたのは結構驚きでした。私は楽天モバイル&povo2.0の組み合わせで使いますが、メイン回線が通信障害の時に備えたり、あるいは使う場所での電波状況の都合によって、docomoやSoftBankのサブ回線としてpovo2.0を使う人も結構いると思います。

ahamoとpovo2.0とLINEMOの20GBプラン3つを契約したとしても1万円を切るのですから、本当に安くなりました。ネット経由で契約できない人が見捨てられるという批判もありますが、人件費を減らせるプランが安くなるのは当たり前で、街中の携帯ショップ経由での契約がどれだけ費用がかかっているのかという証拠でもあるでしょう。

携帯ショップという代理店での高額な料金プランの契約を、キャリア側が促すような評価制度を公正取引委員会が実質的に潰しましたので、今後はキャリアにとっても携帯ショップ経由での売上が減るかも知れません。代理店制度は一次代理店、二次代理店と多重構造になっていますが、この辺も変わってくるのでしょうか。

携帯ショップも携帯キャリアも、囲い込みよりは自由競争になっていくのでしょう。PHS・携帯の普及期によく見かけた、複数の携帯会社をまとめて取り扱う携帯ショップが増えてくるかも知れません。

キャリア本体の格安プランで危機に追い込まれるMVNO各社が、むしろ手厚い物理的サポートを売りにして、ネット経由で契約できない人向けに店頭契約を提供するようになっても面白いでしょう。ネットのヘビーユーザーでないのならキャリア本体ほどの速度は必要無いでしょうし。

政府が民間企業に公然と圧力をかけることには賛否両論あるでしょうけれど、割り当てられる電波を独占的に使える企業はある程度政府の要求を飲まざるを得ません。ひたすら価格を下げろと言われるのは大変でしょうけれど、これまでの携帯代理店制度には独占禁止法の観点からアレコレ言われてもしょうがない気がします。


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