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2023年10月21日J1リーグ第30節ガンバ大阪対名古屋グランパス試合観戦の感想

イスラエル・パレスチナにおける惨劇と悲劇には、ネタラヴィが所属するガンバサポーターとしても無関係には思えず、またその一方でジェバリというムスリムのことを思うと、欧米の一部の極右のように一方的にイスラム教徒を非難するのにも反対です。それ以上のことが出来るわけではありませんが、今日の試合前練習でフィールドプレーヤーが出てきたときに、まずゴール裏がコールしたのは、本日のメンバーには入っていないネタラヴィだったことは重要なことだと思います。

さて、連敗が続くガンバ大阪は上位の名古屋をホームに迎えての試合となりました。リーグ戦中断前とは打って変わって涼しさよりも寒さまで感じられる気候となりましたが、なぜか今日もアイスが配られ、寒さを覚えながら食しました。来年は真夏の試合に配ってほしいものです。

試合前は曇天もあり、涼しすぎました
ピッチ状態は夏の頃よりだいぶマシになっていました

スタメンを見たら5バックだと誰もが思ったでしょうが、実際に前半キックオフすると、攻撃時は黒川が左ウイングのポジションまで上がり、4バックの左SBには福岡が入っていました。そして守備になると黒川が下がって5バックの一番左、中盤の左サイドにはインサイドハーフだったファンアラーノがスライドして守っていました。

最初の内はこの変則システムに名古屋が対応し切れておらず、ガンバはサイドからチャンスを何度も作り攻勢に出ていました。米本の警告も悪い流れの中での無理なタックルが原因でしたし、この時間帯で得点出来ていればその後の展開も違ったのかも知れませんが、先制したのは名古屋。26分に名古屋のショートコーナーに全くの無防備だったガンバは、クロスに為す術無く頭で合わされて失点。またもセットプレーの弱さを見せつけます。

ここからリズムを落として名古屋ペースになりましたが、意外と名古屋の攻撃も迫力が無く、前半の終わり近くには食野がドリブルで抜け出して強烈なシュートを放つもランゲラックの正面で弾かれました。

後半は良くも悪くもない展開で、高尾と食野に代えて倉田とジェバリを入れ、従来の4-3-3に戻しました。直後にジェバリが落として倉田がシュートをするも惜しくも枠の左。ランゲラックが触っているようにも見えましたがゴールキックの判定になったのは悔しい限りです。

後半途中でファンアラーノが足を痛め、三浦やメディカルが交代をベンチに伝えていましたが、準備していた塚元がいったんビブスを着たのは何だったんですかね。意思疎通が上手く行かなかったのであれば問題だと思うのですが。

その塚元は私の記憶が正しければ、ポヤトス体制では初出場だと思うのですがどうだったか。宇佐美のスルーパスを受けてシュートを放つもランゲラックがギリギリ触って弾いたシーンが、今日のクライマックスでした。

その後、ガンバは交代枠を使い切らずに結局0-1で試合終了。

左サイドで黒川が後半完璧に防がれてしまったのが厳しかったです。逆に黒川をおとりに使うくらいのことが出来れば良いのですが、そこまでチームとして成熟していないのでしょう。

横浜FCと湘南ベルマーレが勝利したことで、最下位の降格ラインとは残り4試合で8ポイント差と詰まってきました。さすがに落ちるわけにはいかないのですが、本気でポヤトス監督と来季の契約を結ぶのでしょうかね。まだ残留が決まっていないのですが。

何度も書きますが、本当にポヤトス監督が実現している(志向しているものではなく)サッカーが、ガンバの未来になるのでしょうか?

来シーズンは20チームで3チーム降格であり、今シーズンの様子を見ると暗い予想しか出来ないのですが。

選手がクソだからポヤトス監督の目指すサッカーが出来ないと、ポヤトス信者さんは仰いますけれど、ポヤトスが満足するような選手を十数人も日本で準備出来るわけがない。そんな選手はみんなヨーロッパにいるか、そのうち行きます。ガンバが獲得したり、1年ずっと居続けるわけがありません。

今いる選手のリソースを活かし、その中で最高のパフォーマンスを引き出し、最大限の結果をもぎ取るのが監督の仕事だと思うのですが、ポヤトス監督はそんなタイプの監督じゃないのですよね。

次の試合は1週間後の大阪ダービーアウェイ戦です。勝てば官軍、負ければ賊軍と言いますが、ダービーで負ければ信者以外の擁護は無くなるでしょうね。

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