見出し画像

生放送って必要?

テレビでの暴言・失言がすぐに炎上する時代になりました。録画番組での発言で炎上、特にネット民の誤解や曲解ではなく発言そのものが問題なのであれば、そもそも番組を編集・放送する側の問題だと思いますが、生放送であれば編集も出来ません。

あるいは出演者の発言だけではなく、番組自体の不始末や失敗なども生放送だと取り返しが付きません。そう考えると生放送のメリットってなんだろうと思ってしまいます。

良い意味でのハプニングや緊張感が楽しめるとか、編集の手間がないとかはあるのでしょうけれど、このご時世では生放送でのトラブルによる損失や悪影響というデメリットの方が多いのではないでしょうか?

ワイドナショーという番組は、生放送っぽい作りではあるものの録画して翌日などにすぐに放送する形態です。それなら本当にヤバい発言や失態はカットできます。なぜかそれでもワイドナショーでの不祥事や失言が出ていますが。

それはともかく、厳密にリアルタイムの生放送でないと絶対にダメ、という番組なんて、純粋なニュース報道番組だけではないでしょうか。

ワイドショー的な、バラエティ色強めの情報番組が生放送でなくて3時間前に収録したとかでも、見る側は特に気にしないと思うのですが。

アメリカンフットボールのスーパーボウルでは、かつてハーフタイムショーでの放送事故があったためにハーフタイムショーだけ数秒間遅延して放送する仕組みになっています。本当にヤバい放送事故が起きたときに放送を緊急停止するわけです。

あるいは、中国で流れる日本のテレビニュースでも、中国政府にとって都合が悪い内容になった途端に停止します。

こういった、数秒間でなくても数分レベルで遅らせて放送したって、大半の番組は問題ないはずです。

生放送では絶対に失敗できないために必要な体制や人員なども必要でしょうから、それを防げるのなら数分なり数時間なり遅らせての放送でもメリットはあると思います。

一時期、むしろ一番リアルタイムでないと意味が無いはずのスポーツ中継でディレイ放送していました。バレーボールやプロ野球の中継でしたが、知らない人は知らないまま楽しんでいたのではないでしょうか?

そのディレイ放送でも「ライブ」と銘打って流していたこともあったように記憶しています。

スポーツのように結果が別ルート(ネットや別チャンネルのニュースなど)で手に入れられる内容を、ディレイ放送するのは無茶だと思いますが、独自の番組であれば誰も文句言わないと思いますが、どうなんでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?