化石賞を捨てた化石賞

ドバイで開催中のCOP28は、「化石賞COP」として歴史に名を残すかも知れません。

環境NGOが参加する「気候行動ネットワーク(CAN)」が日本を化石賞に選んだことが報道されていましたが、

こちらにあるように、批判しすぎたら逮捕されたり殺されたりする国家は槍玉に挙げずに、批判したら素直に反省する日本をターゲットにしている時点で説得力もないと思っていましたが、ついに環境問題の枠組みを超え始めました。

イスラエルのガザ攻撃には非常に多くの深刻な問題があるのは確かであり、そのことについては擁護する気にはなれませんが、とはいえ、環境保護活動を行うNGOとして認められている団体が、国家による軍事行動を非難するようになれば、もはや環境NGOの団体とは呼べません。特定の政治的主張を行う政治団体です。

物資を兵器にしていると言いだしたら、世界のほぼ全ての国が当てはまります。彼らからすれば、今のイスラエルは批判しやすいのでしょうね。

ちなみに、侵攻のきっかけとなったハマスによるテロ攻撃には言及していないのですかね。あれも「生きるための資源をテロに流用した」と言えると思うのですが。

ここまで踏み込んでしまうと、CANから離脱して独自の主張を行う環境NGOも出てくるのではないでしょうか。手始めにはユダヤ系が強い影響力を持つNGOは離れるでしょうね。

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