Firefox拡張機能を作成した話
現在、Floorpというブラウザを使用しています。
GoogleChromeとその系列(Edge、Vivaldi、Brave)に飽きてきたため、少し前に乗り換えました。
このFloorpが話題になったのは少し前でしたが、
日本の中高生のコミュニティが開発しているとのことです。
いや、単純にすごいと思う。
さて、このFloorpはいわゆるFirefox系列のブラウザです。Firefoxは、日本的にも世界的にももはやマイナーなブラウザになってしまいましたが、Firefoxがまだベータ版で「Firebird」という名称から始まった時期にも使用していたオッサンとしては、また、90年代にはNetscape Navigatorを購入したオッサンとしては、懐かしさを覚えます。ネスケなんてソフマップの店頭でパッケージ版を購入しましたからね。今の若い人からしたらブラウザアプリを店頭でフロッピーディスクのパッケージ製品として購入するなんて想像できないかも知れません。
そんな昔ばなしはさておき、このFloorpは結構便利で、一番使用している独自機能はFloorp Notesというメモ機能です。これによって秀丸エディタをメモ帳代わりに使用する機会がゼロになりました。これとGoogle Keepでメモは完結します。
ただ、Firefox系列ということで不便もあります。
Chrome系列(Blinkエンジン)では正常に動作するけれど、Firefox系列(Geckoエンジン)ではダメ、というウェブサイト・ウェブサービスがたまにあります。世の中ほとんどChromeですし、後はAppleユーザーが使うSafari(Webkitエンジン)でしょうから、Firefox対応は二の次三の次となってしまいます。
その他の不便な点としては、拡張機能がChromeほど豊富ではないことでしょうか。
ちょっと調べてみると、ブラウザ内で選択した文字列からWikipediaを検索して表示する拡張機能が、英語版などはあるけれど日本語版がありませんでした。
ということで、生成AIさんにコードを書いてもらいました。
プロンプトは
です。
最初、GoogleのGeminiに作ってもらいましたがなぜか動作しなかったので、OpenAIのChatGPTに書いてもらったコードからファイルを作成したら動作しました。
さらに、せっかくなのでFirefox拡張機能として全世界に公開してみました。拡張機能開発者としての登録もそれほど面倒ではなく出来ました。
公開した拡張機能はこちら。
もし、Firefox系列のブラウザを利用しているのであれば、お試しください。非常に簡潔なソースコードなので危険は無いと信じたいですが、100%の保証を私が出来るわけでもないので、あくまで自己責任でお願いします。