2021年6月16日天皇杯2回戦ガンバ大阪対関西学院大学の速報を見つつ

よくある天皇杯の下剋上、アップセット、ジャイアントキリングはNHK BSで放送されることが多く、BS劇場と言われます。

しかし今日の天皇杯ではNHKの放送はありません。3年前のみっともない敗戦の記憶もまだ新しいガンバ大阪対関西学院大学というある意味、NHK好みのカードがあるのですが、BSのサブチャンネルでも放送は無く、ガンバ公式の速報とTwitterが頼みになります。

ちなみに、今日の天皇杯では、サンフレッチェ広島対おこしやす京都ACがスカパー!で放送されているのと、ヴィッセル神戸対鈴鹿ポイントゲッターズが鈴鹿のYouTubeチャンネルでライブ放送されています。アマチュアチームでもYouTube配信出来るならガンバもやってくれたら良いのに。とりあえず神戸対鈴鹿戦は観ますが。

スタメンはかなり落としたメンバーです。前に関学に負けた時はベストメンバーで負けたので、日頃出場機会の無い選手たちが活躍してくれることを期待します。ちなみについに藤春小野がサブに復帰です。

さて、ガンバサポーター以外がガンバのやらかしを期待する中、キックオフされましたが、直後からTwitterで現地のガンバサポからの悲鳴のようなツイートが上がりまくっていて、関学に攻められまくっているようです。

まあ何と言うかいつも通りですね、と思っていたら11分に小野瀬のゴールが決まったようです。これでガンバペースに持っていけるかも、とチラッと思いましたがそんなことはなく、その後も関学ペース、関学シュートの速報ばかり入ってきます。

と思っていたら今度は21分にウェリントン・シウバが決めて2−0となりました。攻められつつも得点は決めるという、ある意味去年のガンバが戻ってまいりました!

学生相手に攻められ続けるというのは非常に大きなモヤモヤがありますが、そもそも3年前に負けた時のことを思うとはるかにマシです。モヤモヤはありますが。

2−0になってからも小野瀬や高尾が警告を受けたり、チアゴ・アウベスがどうやら決定的なシュートを止められたり、向こうのシュートがクロスバーに当たったりと、なんやかんや不穏ではあります。

結局このまま前半終了。内容は相当悪いようで、良い意味で内容と結果が伴っていないのですが、後半も多分こんなままだろうなということが観ていない自分でも容易に想像できます。

ちなみに唯一、テレビ中継されている広島対おこしやすの前半は1対2でおこしやすリードです。今日のカードの中で唯一の格下側がリードしている状況なのはなんというかえらい偶然ですね……。

ともかく後半キックオフ。ガンバは交代なし。関学は交代あり。そして後半のファーストシュートも関学の交代したばかりのFWでした。後半も同じっぽい……。

そして55分に失点。これで2−1。松波監督は手を打たないんですかね。

と思っていたらシウバ→宇佐美、小野瀬→藤春、チアゴ→倉田と一気に3枚替えです。極端やな! 得点者の2名はお疲れさまですが、藤春の試運転をこの状況でやって大丈夫ですかね……。

山見選手の3連続シュートが外れた後、川﨑から小野にスイッチ。多分、今の問題点はそこでは無いと思いますが、多分、問題点の交代のタマがありません。もう前線の選手の個人技で得点して逃げ切るしか今のガンバには策が無いのでしょう。

さらに一美に代えてパトリックを投入。本当に前の選手を入れ替えるだけとなっていますね。とはいえ、ガンバのシュートが増えてきました。

そしてついに87分にパトリックがゴール。守備に問題があっても攻撃で何とかするというのは、ものすごく良く言えば西野ガンバの頃のようです。得点力と完成度に大きな差はありますが。

3−1で試合終了となりました。失点してメンバーを大きく入れ替えるまでずっと関学に攻められ続けるのは、現地のガンバサポにしてみたら緊張感半端なかったと思いますが、勝てて良かったです。3年前の敗戦時は私現地にいましたので雰囲気はだいたい分かりますが、やっぱり勝ったら勝ったで多少は違うと思います。

来シーズンにガンバ加入する、関学のFW山見選手はテキスト速報を見ているだけでもヤバい選手だということは分かります。スカウトの正しさを証明するのが天皇杯での直接対決というストロングスタイルは控えてほしいです。

自信も中身も結果も失ったチームが再び強さを取り戻すにはやることがたくさんありますが、とりあえずは得点と勝利が必要です。問題解決されないまま得点と勝利がもたらされることで、負債が先送りされて肥大化するという危険性はあるので、あまり喜んでもいられないのですが。

ともかくこれで公式戦は4試合負けなし。今日の試合を入れるのはどうかと思いますが、それでも結果は良い状況でACLを迎えます。

ちなみに、ハーフタイム時点で広島対おこしやすは1−2でしたが、終わってみれば1−5というなかなかにエグい試合結果になっていました。おこしやす京都ってアミティエと京都BAMBが合併したクラブで、京都紫光クラブ→FC KYOKENからの流れを組むことを考えると歴史あるクラブなんですよね。広島サポはそんなことどうでもいいのでしょうけれど、心中お察しします。

そしてひっそり八戸にやられている横浜FCがやらかしたのに目立たないという、これもまたキツい状況になっていますが、神戸は4−0で勝ち、鹿島は前半31分で4−0と試合をほぼ決めているのは羨ましいですねえ。

天皇杯3回戦でのガンバの次の対戦相手は松本山雅FCです。日程が天皇杯公式だと7月7日のままになっていますが、ACLがあるので変更は間違いありません。しかし、ACLから戻ってきた7月17日の福岡戦から、ミッドウィークも含めてずっと中2日、中3日での試合が続きます。3月丸々試合が出来なかった分がここに回されているためです。

本来のスケジュールでは8月18日が4回戦ですので、ガンバの山だけ4回戦が先送りになるんでしょうね。

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