スマホの携帯性と使用頻度と依存の話

またもやRakutenMiniの話ですが、iPhone8Plusから変えたこのRakutenMiniによって、携帯電話を携帯し続けることが出来るようになりました。

オッサンなのでシャツの胸ポケットに昔から携帯電話を入れていたのですが、重くて大きくなったiPhoneは胸ポケットに入れるとはみ出る上に重さで傾いてポケットの生地を伸ばしてしまいます。左肩にも負担がかかります。確かiPhone5Sの時までは何とかポケットに入れられましたが、もはや今では間違いなく無理ですね。別の場所にあるポケットか、カバンなどに入れるしかありません。そして机の前にいるときは机の上に置いておくことになります。席を立つときにいちいち持ち運ぶ面倒さもついてきます。

一方で、先日購入したRakutenMiniならば、胸ポケットに入れ続けても服にも身体にも負担がかかりません。およそ万年筆2本分くらいの重さですので当然です。そういえば、ガラケーでも胸ポケットに入れていたな、と記憶をよみがえらせるくらいの軽快さです。使いたいときにすぐに使えますし、使わなくなったときにすぐに手から放せます。

すぐに使えるということより、すぐに手を空に出来るということの方が個人的には大きいのかも知れません。大きい携帯でもずっと手に持っていれば使いたいときに使えますが、使わないときにも持ち続けるというのは合理的ではありません。手が滑ったら落としてしまいますし、そもそも邪魔です。

持ち続けるということは、使い続けることとは違います。使わないときにも持ち続けるためには携帯性が重要となりますが、スマホとしては4インチを超えると携帯し続けられないと思います。先日発表された新しいiPhoneSEが4.7インチになったことに対して失望した人はその点が問題だったのだと思います。というか私がそうでした。ただ、そのiPhoneSEの140gくらいはまだ許容範囲でしょう。世の中の大半のAndroidスマホはもっと大きくて重いですし、iPhone11も同様です。ハイエンドのチップを搭載してなおかつ指紋認証を備えて値段の安いiPhoneSEはかなり売れるのではないでしょうか。

逆に、そうなってくるとiPhone11ProやProMaxなどのハイエンド機種の存在意義も問われてくるかも知れません。Appleだけではなく、SamsungやHUAWEIなども10万円を軽く超えてくる値段のハイエンド機種を出していますが、その辺は軒並み大きいのですよね。結局そのスマホで何でも出来るようにしているので。いっそのこと、SペンがあるGalaxy Noteのメモみたいに、大きさを生かした機能があれば別ですが、たいていは大きいので動画や写真に便利、バッテリーもたくさん、重いゲームも出来るよ、といった売り方ばっかりですね。

スマホ1台で何でも出来るような性能を持ってしまうと、何をするにしてもそのスマホを使うようになります。調べるとき、本や漫画を読むとき、ゲームするとき、連絡を取るとき、暇を潰すとき、などなど何でもかんでもスマホで事足りるようになれば、そりゃあスマホ依存してしまう人が出てくるでしょう。

出来ることが増えれば使用頻度が増え、手放すことが出来なくなってしまいます。もちろんこれがスマホ依存の原因と言えるのか知りませんが、手放しやすいスマホにしてしまうのも一つの解決策になるかも知れません。依存している人がRakutenMiniみたいな極小スマホに耐えきれるかどうか分かりませんが。

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