もう一つの大阪ダービーである河内ダービーと二川孝広

昨年の全国地域チャンピオンズリーグで勝ち上がったFCティアモ枚方がJFLに昇格したことにより、今年のJFLでは大阪ダービーが実現しました。

ティアモが枚方市、FC大阪が東大阪市にホームスタジアムを構えていますので、正確には河内ダービーということになりますが、本日7月3日のダービーマッチは河内ではない吹田市の万博記念公園陸上競技場で行われいます。会場の都合なのか分かりませんが、奇しくも先日誕生日を迎えた二川孝広がティアモのサブに入りました。

ガンバサポの思い出と涙の詰まったこの万博スタジアムで、躍動して美しいパスを見せてくれた二川にとっても思い入れのあるスタジアムだと勝手に想像しますが、今日は出番があるでしょうか。

JFLの試合中継は今では全試合ネット配信が当たり前になってきました。実質4部リーグ(単純なピラミッド型ではありませんが)の試合がリアルタイムで容易に楽しめるというのは、サッカーファンにとって本当に良い時代になったものです。

Jリーグと異なりプロリーグではありませんので、中継そのもので稼ぐのも難しいですし費用もかかるでしょうけれど、今後も続けばありがたいです。クラブによってはYouTubeライブの映像に独自の広告を画面の端に入れていますので、機材費や人件費くらいは賄えているのでしょうかね。

ちなみにこの河内ダービーの試合中継を流してくれている、REIBOLA(レイボーラ)というサッカーメディアは2019年設立で、編集長に石神直哉って書いてあるんですが、元プロ選手の人ですよね? 調べたら去年ティアモに在籍していたそうで、その縁で使っているのですかね。

試合は前半序盤からFC大阪がクロスを入れるもティアモが落ち着いて跳ね返し、ティアモはつないでサイドを狙う展開。普段の試合を見ていないので、普段通りのサッカーなのかも分かりませんが、焦りや慌てている様子は見られません。

決め手がないまま時間が過ぎてこのまま前半終了かという45分に、ロングボールの対応が遅れたティアモがPKを与えてしまい、木匠が決めて0−1。

ティアもにとってはもったいない前半となりましたが、個人的には「さあこれで攻撃的な選手、万博スタを知り尽くした選手を出さざるを得ませんよね」と言いたくなりますが、まあそんな単純な話じゃないですよね。

しかし得点を奪えないまま時間が過ぎていった86分についに二川孝広が万博に降臨。もちろん他の選手を軽んじるつもりはありませんが、やっぱりガンバサポにとって二川は特別な存在なんですよね。

それでも得点が奪えずアディショナルタイムに突入、そして95分に猛攻を仕掛けたティアモの佐藤がついに得点を決めて同点に追いつき、そしてタイムアップ。JFL初の河内ダービーは前半終了間際と後半終了間際に得点が決まってのドローに終わりました。

今日は有観客での万博開催ですので、ガンバサポで二川目当てに見に行っていた人もいたのではないかと思います。特に先日のACLチェンライ・ユナイテッド戦での後半ラストプレーでの失点による引き分けの傷心を癒やしに行っていたかも知れませんが。

これでティアモはまだ4位キープですね。勝てば勝ち点で並べたFC大阪は痛恨の失点でした。

今日はガンバの試合はありませんが、JFLや関西サッカーリーグのデイゲームに続いて、夕方からはJ3、J2、J1のリーグ戦もあります。

サッカー観戦三昧の1日ですが、記録的豪雨による災害でそれどころではない地域もたくさんあります。もう既にとんでもない土砂崩れも起きています。何とか少ない被害で済めばいいのですが。

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