2022年11月6日J1参入プレーオフ2回戦DAZN観戦の感想

昨日はJ1の最終節が行われ、横浜F・マリノスの優勝と、清水エスパルスのJ2降格が決まりました。合わせて、16位になった京都サンガのJ1参入プレーオフ決定戦への参加が決まり、ガンバ大阪は何とか15位で残留することが出来ました。

ガンバについてはいくらでも書けますがそれは置いておいて、今日はJ1参入プレーオフの2回戦、ロアッソ熊本対モンテディオ山形の一戦です。J3も32節が行われますけれど、J3サポーター以外はプレーオフの方が気になるでしょう。

終盤の追い上げでJ2の6位に滑り込んだモンテディオ山形は、1回戦でその勢いのまま、3位の岡山を圧倒して勝利。一方のロアッソ熊本は大分トリニータ相手に、開始直後の失点に終盤まで苦しみながらも、終了間際に2点取って最終的にはタイスコアとして、上位チームのアドバンテージで2回戦進出となりました。

山形は今一気に伸びてきたディサロ燦シルヴァーノが何と言っても一番の注目選手であり、チーム自体も一気に駆け上がることでまとまっています。

熊本は大木剛監督らしいショートパスの攻撃が持ち味ながらも、それが機能しなかった1回戦では、ロングボールとカウンターで2点取ってしまうところが、チームとしても監督としても成長していると言えるのかも知れません。そして今回も、上位チームのアドバンテージは熊本にあります。

条件・状況を見比べると五分五分と言えるのではないでしょうか。

13時5分試合開始。1回戦では熊本は開始直後に失点、山形は開始直後に得点を奪った両極端な試合の入りでした。より慎重なのは熊本の方でしょう。

とはいえ、序盤から熊本も前から積極的に行きますし、むしろ山形がディサロのカウンターくらいしかありません。

12分には熊本が先制に成功します。無回転ミドルをGKに防がれた後のCKをイヨハ理ヘンリーが頭で合わせました。

これで山形は2点が必須になりました。

面白いもので、ここから山形が攻め熊本が守る展開となり、17分に山形が攻め続けたところで山田がテクニカルなシュートを密集から決めて同点。

1-1では熊本の勝ち抜けですが、残り時間を考えるとどちらもやり方は変えないでしょう。

しかし一発勝負のプレーオフで1回戦・2回戦の計3試合全てでこんなに早く試合が動くものですかね。

24分には山形が高い位置でボールを奪ってスルーパスから南のループシュートで逆転。これで1-2となりました。

熊本は結局、1回戦同様、1点を追う展開ということになりましたが、山形ペースで進みます。

熊本は守備の狙い所がズレているというか、山形が上手くズラしているというか。守備もともかく攻撃も、1回戦同様にショートパス中心だと厳しそうです。

前半は1-2で終了しました。

それでも終了間際、右サイドからのFKを直接狙い、クロスバー直撃というシーンもありましたので、熊本もまだまだこれからです。1点取れば良いという状況は熊本にとっては絶望的なものではありません。

後半、開始直後から熊本がDFからのフィード、前に持ち込んで下げてからクロスにシュートとシンプルな攻撃から始まりました。

最初から前掛かりに来ていた熊本が、48分、PA内でのファウルを受けてPKを奪取します。杉山がきっちり決めて同点に追いつきます。

熊本としては後半早い時間に追いつけたのは朗報でしたが、山形にしてもまだ時間は40分強、残っています。

この試合はフィジカルコンタクトが激しく、それでいて軽い場合は主審が流していますので、熱さが保たれたまま試合が展開していきます。

57分に熊本がロングボールから一気にシュートまで行きますが惜しくも外れました。

立て続けに熊本のチャンスが続きます。

残り時間が少しずつ減っていく中、後半はほぼ攻撃できていない劣勢の山形が動きます。62分にディサロと加藤を下げてデラトーレとチアゴアウベスを投入。今日はさすがにディサロが封じられていました。

有利な状況になると、パスで細かくつなぎつつ、時にはロングボールで攻める熊本の攻撃が、時間を使いつつ相手ボールにならないので、相手に効いてきます。

それでも72分、山形が左からのクロスに合わせたシュートはクロスバーに跳ね返り、デラトーレのシュートもGK佐藤が必死のセービングを見せます。

91分には山形のPA内で混戦になるも熊本が懸命のクリア。

6分のアディショナルタイムも熊本がしのぎ続け、奇しくも1回戦と同じ2-2のスコアで勝ち抜けとなりました。

J1の16位京都サンガとの決定戦は11月13日(日)、京都ホームで行われます。

ガンバサポーターとしては、近場のアウェイが無くなるのは嫌ですし、まだ私自身も新しい亀岡のスタジアムに行けていませんので、京都に残ってほしいのですが、熊本アウェイ遠征も良いなあという思いもあります。

熊本はこの2戦とは異なり、試合に勝たないと昇格できません。対する京都は降格が決まっていた磐田の守備を崩せずに16位となってしまった後の試合です。

そして大木監督は10年ほど前に3年率いていた京都サンガとの対戦ということになりますね。

果たしてどうなるか・・・。

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