Googleフォトからの避難先は?

先ほど、GoogleがGoogleフォトなどのクラウドストレージを一部無制限で利用出来たサービスにおいて、来年6月から無制限ではなくなるという発表がありました。私のGmailアカウントにも通知のメールがありましたし、Googleフォトにアクセスするとトップにそのような注意書きが表示されるようになりました。

Twitter界隈でもかなり話題になっているようで、動画も画像も一定の画質に制限されるとは言え、どのデバイスからでも無制限で大量の画像・動画をアップロード出来たサービスが無くなると反響も大きいようです。

無料で無制限というサービス自体がそもそも常軌を逸しているような条件です。これまでにも無制限のクラウドストレージはいくつかのサービスがありましたが、どこも潰れるか条件を変更するかして事実上無くなっていきました。毎年というか毎日Googleフォトの利用者は全世界で増え続けているのでしょうし、Androidスマホの利用者が増えれば増えるほど、Googleフォトのアップロードは増えてきたでしょう。そもそもAndroidのデフォルト写真管理アプリをGoogleフォトにしたのだからある意味Googleの自業自得ではあるのですが、それでもアップロード量が半端なかったのでしょうか。Googleが諦めるレベルだったらこの世の他のどの企業でも同様なサービスは提供できないでしょう。

早くも、このGoogleフォトからの移行先・避難先としてAmazonDriveのサービス内にあるAmazonフォトが話題になっています。ただ、無制限なのは写真のみで動画は不可ですし、かつAmazonプライム会員のみの無制限のサービスですので、使う人を選びます。なかなか選択肢としては悩ましい人もいるでしょうね。私個人はAmazonプライム会員でもあるし、それ以前にGoogleDriveも100GBのストレージ契約をしているのでまた数年は焦る必要は無いのですが。

むしろ、Microsoft365のクラウドストレージであるOneDriveも候補に入るかも知れません。個人プランでMicrosoft365を契約すると、OneDriveが1TB利用出来ます。個人事業主、フリーランス、副業での業務のためにMicrosoftOfficeが必要な人にとっては契約することになるでしょうから、その副産物としてもらえるOneDriveの1TBに、写真や動画をアップロードしていけばいいでしょう。ただ、年間契約でも1万円以上しますのでこの方法も結局は人を選ぶことになります。

そもそも、動画と画像ではファイルサイズが全く異なるはずです。10秒とか1分程度の動画なら大したファイルサイズになりませんが、10分、1時間とか撮っているとすぐにとんでもないサイズになります。GoogleフォトでもAmazonフォトのように、動画と画像で扱いを変えれば良かったのでは?と思ってしまいますが、いまさらどうしようもないのでしょう。

結局、何も考えずにとりあえず使っていれば勝手にアップロードしてくれる無制限サービスなんて、短期的にはあり得ても長期的には幻想なのでしょう。

Googleが画像分析のディープラーニング用に集めるために無料無制限で開放していたけれど、それなりにデータが溜まったので無料にする必要が無くなった、という邪推もしてしまいますが、さすがにそれはないですかね、ないでしょうかね、ない方が良いですね。

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