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HRS推薦 表彰報告

 11月20日、明治記念館「富士の間」にて、技能検定中部地区 運営委員長
福森 智昭 氏が「厚生労働大臣表彰」を受賞しました。同日同所では「中央職業能力開発協会会長表彰」も執り行われ、技能検定委員であり、技能グランプリ主査を務める野尻 誠 氏が受賞。また、野尻氏は、11月11日にリーガロイヤルホテル東京「ロイヤルホール」に於いて「卓越した技能者表彰」(現代の名工)を受賞しましたので、ここにご報告いたします。


「厚生労働大臣表彰」
福森 智昭 氏
ホテル豊田キャッスル所属
技能検定 中部地区 運営委員長

〈HRS推薦理由〉
 1986年より、ホテル・レストランの料飲接遇サービスに従事し、技術の研鑽に務めそのスキルやプロトコールの知識を基に、皇室関係及び国賓の接遇サービス担当を歴任。2008年度から技能検定中部地区の検定委員を務め、2011年度に技能検定 中部地区運営委員長に就任。ホテル・レストラン業界全体の地位向上や技能向上に貢献し業界の発展に寄与している。

<福森 氏受賞コメント>
 この度、一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会よりご推薦いただき、令和6年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」を受賞することとなりました。これまで多くのご指導を賜りました諸先輩はじめ関係者のみなさま、共に切磋琢磨しながら歩んで参りました同僚のみなさまに心より感謝申し上げます。

 ホテルに入社して以来約38年、レストラン部門一筋で培ってきた経験を活かし、HRSでは中部地区運営委員長として約14年、若手の人材育成を主に業界の発展のために邁進してまいりました。その間には、東日本大震災や新型コロナウイルス、また東京五輪など国内外を取り巻く環境は様々に変化し、現在は業界だけに留まらず、国内労働人口の減少によりITやAIツールの活用、またシニア層や外国籍のスタッフ活用など、私たちも常に柔軟な変化、対応を求められています。ただそのような中でも変わらない「お客様をおもてなしする」というサービスの原点を大切に、変化する時代、環境に対応しながら今後も業界の発展のために微力ながら力を尽くしてまいりたいと思っております。
 
 今後とも変わらぬご指導を賜りますとともに、業界の発展を心から祈念しております。


「卓越した技能者表彰」(現代の名工)
「中央職業能力開発協会 会長表彰」

野尻 誠 氏
帝国ホテル東京所属
技能検定委員、技能グランプリ主査

〈HRS推薦理由〉
2007年実施の第24回技能グランプで金賞・厚生労働大臣賞を受賞し、2010年開催のHRSサービスコンクールでは審査員として運営に参加。長年に渡り技能五輪全国大会の競技委員を担当し、2022年には優秀技能者(マイスター)東京知事表彰を受賞。その確かな技術と知識、経験を基に技能グランプリでは主査を務め、サービス技術の伝承と共に、全国のレストランサービスの技術水準の底上げを図り技能振興事業に貢献している。

<野尻 氏受賞コメント>
 この度は、卓越した技能者(現代の名工)を受賞することとなり、大変光栄に思うと同時に、長年お世話になっている協会関係者様及び所属先である帝国ホテルの皆様への感謝の気持でいっぱいです。厚く御礼申し上げます。

 今までレストランサービス一筋で歩んで参りましたが、その中で一番頭に残っている言葉が、「基本プレーの徹底」という言葉です。若い時はあまり意識しておりませんでしたが、年を重ねるごとに、その言葉の重さの意味が理解できるようになりました。現場で起こる間違いや失敗は、この基本や決められたルールを守らなかったことに起因することがほとんどだと感じております。私が携わってきた検定試験やサービスコンクールは、レストランサービスの基本を重んじて行っておりますので、毎年これに携わることにより、初心を思い出しながら、基本サービスを再確認する場ともなっております。そして、今後も多くの若い人達に、レストランサービスの基本を伝えていくと共に技術の伝承を行っていければと思います。

 今日まで協会のお手伝いをさせていただいてきましたが、今回この賞を受賞し、若手の人材育成の重要性を再認識し、業界の地位向上と発展を微力ながらお手伝いしていければと思っておりまので、今後とも皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


福森 智昭 氏と、野尻 誠 氏の受賞を心よりお祝い申し上げます。

*HRS推薦表彰、HRS会長賞受賞者一覧はこちらから


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