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技能五輪全国大会 第61回大会レポート

サービスコンクールarchive

2024年11/23(土)に開催される「第62回技能五輪全国大会」の競技課題と詳細が公開されました。

技能五輪とはどんな大会?
どんな競技を行うの?
と思う方もいらっしゃると思います。
そこで今回の「HRS note」では、
会報誌「HRSnews」2024年春号に掲載した「第61回技能五輪全国大会」(2023年開催)のアーカイブ記事を紹介します。

本文で紹介している二階堂 友美さん(帝国ホテル東京所属)は、この大会で金賞・厚生労働大臣賞を受賞し、日本代表に選抜され、フランス・リヨンで開催される「第47回技能五輪国際大会」(WorldSkills Competition)に出場します。
リヨン大会は本年9/10から9/15にかけて開催。各国代表の選手と競技が行われます。
開会まであと数日。
追ってレポート記事を公開しますが、日本選手団はじめ二階堂さんには、この大きなステージで、くいなく力を発揮していただければと思います。

こちらもぜひご参考に…


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2023年11月18日(土)、第61回技能五輪全国大会がAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)を会場に開催されました。

「技能五輪全国大会」とは、青年技能者に努力目標を与えること、国民に優れた技能に触れる機会を提供すること、競技を通じ技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重の機運の醸成を図ることを目的とし、厚生労働省、中央職業能力開発協会と開催都道府県との共催により実施されるコンペティションで、HRSはレストランサービス職種の運営、審査を担当しています。 

レストランサービス職種の出場選手は、各都道府県職業能力開発協会から中央職業能力開発協会に推薦を受けた満年齢23歳以下の日本国籍を有する者に限られ、原則2年毎に開催される技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)の前年大会は、 国際大会への派遣選手選考会をかねており、第61回大会はそれに該当し、金賞・厚生労働大臣賞を受賞した二階堂 友美(にかいどう ともみ)氏(東京都・帝国ホテル東京 所属)が第47回技能五輪国際大会(フランス・リヨンで開催)のレストサービス職種日本代表に選抜されました。 

二階堂氏は、2022年に実施された「HRSサービスコンクール」のカレッジ部門(当時は専門学校日本ホテルスクール所属)で金賞・厚生労働大臣賞を受賞し、2023年の同大会ではヤングプロフェッショナル部門(帝国ホテル東京所属)に出場し金賞・厚生労働大臣賞を受賞。今回の技能五輪全国大会をあわせ3大会連続での金賞・厚生労働大臣賞受賞となり歴代初の栄冠を達成しました。
フランス・リヨンでの国際大会は2024年9月10日(火)の開会式に始まり9月15日(日)の閉会式までの期間、4日間で競技が行われます。二階堂氏には多くの価値ある体験をしていただき、日本の料飲業界に大きな実りを持ち帰っていただければと思います。


金賞・厚生労働大臣賞受賞 
二階堂 友美 さんの 受賞コメント

第61回技能五輪全国大会レストランサービス職種において、金賞ならびに厚生労働大臣賞を受賞でき、大変嬉しく思います。
当日まで寄り添ってご指導いただいたレストラン部の上司や、調理部の諸先輩方の力添えのおかげで、このような良い結果を残すことが出来ました。 
本大会は国際大会の代表選考を兼ねていることもあり、当日の朝は緊張と期待で落ち着きませんでしたが、社内で練習した日々を思い出すことで、練習の成果を最大限発揮することができたと思います。
また、学生時代からお世話になっている母校の先生方の応援も力になりました。 
これまで、第16回HRSサービスコンクール カレッジ部門と、第17回HRSサービスコンクール ヤングプロフェッショナル部門で金賞ならびに厚生労働大臣賞を受賞したことが、今回の大会に出場するモチベーションにつながりました。 
来年リヨンで開催される技能五輪国際大会でも、日本代表として良い結果が残せるように、日々精進してまいります。


今回の全国大会出場の20選手は、会場内に設けられた、4つの課題にそったレストランスペースで実際のレストランさながらの状況で競技を行ないました。
日頃の経験と訓練が不可欠で、いかに手際よく、正確に美しいサービスをするかが競技のポイントになり、お客様に感動を与えるレストランサービスの高い技能が要求されました。

また、今後の大会と業界の発展に繋がるよう、お客様役として、地元愛知県の名古屋観光専門学校(2024年4月、専門学校名古屋ホスピタリティアカデミーに校名変更)とトライデント外国語ホテルブライダル専門学校の在校生にも参加していただきました。

一日掛かりの厳しい競技日程を終え、金賞の二階堂氏はじめ、今大会では銀賞2選手、銅賞3選手、敢闘賞5選手が評価を受け10選手が表彰を受ける結果を収めました。 

参加した選手はもちろん、お客様役の学生、観覧同業者の方々は大会を通じ、多くの気付きを得られたことと思います。
今後も経験を積み、励みとし、世界でも活躍できるサービスパーソンを目指していただければと思います。

第61回大会の競技課題

module A ファインダイニング
・ミザンプラス
・スパークリングワインサービス
・オードヴルサービス
・赤ワインデキャンタージュ
・若鶏のローストデクパージュ
・デザートサービス 
・作業態度・身だしなみ  

module B バー・バリスタ
・オリジナルカクテルの作成
・スタンダードカクテルの作成
・シグネチャーコーヒーの作成

module C フランベ、フルーツカッティング
・パイナップルフランベの作成
・フルーツの盛り合わせの作成

module D 英会話
・オーダーテイク
・料理・ワインの説明


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