蝶々結び 意味 解釈


私のブログから引用しています



一年に一度、やっぱりブログを書きたくなるみたいです。

コメントがたくさん届いていたり、

フォロワーさんがたくさんいてびっくりしました。

自分のために書いていたブログだけど、

それでも、たくさんの人から

優しさをもらっていたんだなって。

初めて知って、泣きそうになりました。

10年の月日が経ってしまいましたが、

ありがとうございます。

今日はなんとなく、久しぶりに、曲の解釈をしてみます。

正解ではなくて、私がただ思ったことをそのまま書いています。

いつかの自分がこれを読んだ時のために。

今の自分の気持ちに近いものがあって、

書いておきたいなって。

野田さんがAimerさんに楽曲提供した曲です。


片っぽで丸を作って しっかり持ってて 
もう片っぽでその丸の後ろを ぐるっと回って 
間にできたポッケに入って 出て来るの待ってて 
出てきたところを迎えにきて 「せーの」で引っぱって 
はじめはなんとも 情けない形だとしても 同じだけ力を込めて

蝶々結びの作り方。

一つひとつの動作を丁寧に行っている。

私が初めて、蝶々結びをした時。

リボンを作りたくて、幼稚園の先生に教えてもらって一生懸命練習した。

でも、何も考えずに、さっと結ぶようになったのは

一体いつからなんだっけ。

蝶々結びもそうだけど、日常って

気づけば意識せずに流れてしまうことが多くなって。

こんなに一つ一つ丁寧に描けるのが素敵だなって思った。

言葉では一切出てきてないのに、愛を連想してしまうのは、なんでだろう。

 羽根は大きく 結び目は固く なるようにきつく 結んでいてほしいの 
腕はここに 想い出は遠くに 置いておいてほしい ほしいの

羽は大きく。結び目は固く。

きれいな蝶々結びそのもの。

きれいな蝶々結びを作りたいって思うから、

きれいな蝶々結びを作れるように

愛とか大切なことって、

優しさ、思いやり、愛情は大きく。

信頼、絆は固く。

って理想があるから、そんな形に近づけるのかなって、思ったりする。

今(結んでいる腕)はここにあって。

過去(思い出)は遠くに置いて。

〜思い出に浸る暇もないってくらい思い出作りたい

そしていつか読み返そう〜

大好きなRADの歌詞を思い出した。

アルバムを開いて過去に浸って生きていくよりも、今を大切にしながら生きていきたいな。って。

今そばにいる人を大切にしたいなって思いました。

 片っぽでも引っ張っちゃえば ほどけちゃうけど 
作ったもの壊すのは 遥かに 簡単だけど 
だけどほどく時も そう、ちゃんと 同じようにね
分かってるよ でもできたらね 「せーの」で引っ張って

蝶々結びを解く時って、片方だけ引っ張れば簡単にほどけちゃう。

結ぶのは両手でないとできないのに、時間がかかるのに。

ほどくのは片手で、一瞬で、できてしまう。

人との関係も、築いていくことよりも

壊れる方がよっぽど簡単だったりする。

ちょっとしたきっかけで、足元が崩れていくように

何もかもなくなってしまうこともある。

でも、どうせ終わってしまうなら、

丁寧に、綺麗に終わりにできた方がいい。本当はそうでありたい。

 ほどけやしないように と願って力込めては 広げすぎた羽根に 戸惑う 
羽根は大きく 結び目は固く なるようにきつく 結んでいてほしいの 
夢はここに 想い出は遠くに 気付けばそこにあるくらいがいい 

力を込めると、うまくいかないことって色々とあって。

こんなに尽くしたのに。とか。

こんなに愛したのに。とか。

未来(夢)はここに。

過去(思い出)は遠くに。

気づいたら、二人で未来を見ていて。

過去は過去で、大切に置いておいて。

そんな関係になれたら素敵だなって思う。

黙って引っ張ったりしないでよ 不格好な蝶にしないでよ
結んだつもりがほどいていたり 緩めたつもりが締めていたり 

黙って引っ張ったら知らない間にほどけてしまうし、

羽(愛)が大きすぎても不恰好な蝶になってしまう。

優しさのつもりが、相手を傷つけていたり。

知らない間に悲しませてしまったり。

そういうことって、本当に、たくさんあるよね。

気づかないうちに、蝶々結びの形が歪んでいって。

あれ、こんな形だったっけ。ってふと気づいた時には

ほどける寸前だったりだとか。


この蒼くて広い世界に 無数に 散らばった中から 

この蒼くて広い世界

「青い」は、未熟とか、不完全っていう意味も含まれてるのかな。

散らばるは、

一か所にあったものがあちこちに離れ離れになる

って意味がある。

運命の人って、

もともとは一緒にいたけど、

この不完全な世界でまた、離れ離れになったのかも知れないなぁって

思ったりもする。

別々に二人選んだ糸を お互いたぐり寄せ合ったんだ 

糸を選ぶのは偶然かもしれない。

二人が出会えるのは、ただの偶然かも知れない。

だけど。

結ばれたんじゃなく結んだんだ 二人で「せーの」で引っ張ったんだ 

大きくも 小さくも なりすぎないように 力を込めたんだ 

出会えた人と、二人で蝶々結びを結ぶように。

お互いが運命を信じながら、一つ一つ丁寧に形を作っていく

結ばれたんじゃなく結んだんだ

ってフレーズが、すごく、すごく好きで。

出会ったのは偶然かも知れないけど、

自分たちの意思で、関係を結んでいく。

二人が蝶々結びをしたいって夢があるから

そうなるんだろうなって。

二人で未来をみて、夢や理想を描いて、

それを一緒に、叶えていくのが大切なのかな

この蒼くて広い世界に 無数に 散らばった中から 
別々に二人選んだ糸を お互いたぐり寄せ合ったんだ 
結ばれたんじゃなく結んだんだ 二人で「せーの」で引っ張ったんだ
大きくも 小さくも なりすぎないように 力を込めたんだ

「自分は、運命の人っていないと思っていて。

 いないというか、自分で運命の人にしていくんだと思います。」

ある人に教えてもらった、この言葉が、歌詞とリンクして

今回、解釈をしてみました。

私自身、「運命の人」って言葉にずっとずっと、惹かれていた。

でも運命の人って、自然に結ばれることなんて本当はなくて

自分が信じることが一番先で。

そこから、一つずつ丁寧に、

関係を築いていくんだろうなって。

どんな関係にしたいかっていう夢があって、

それを一つずつ丁寧に叶えていく。

片手じゃ蝶々結びはできないから、二人で。

でも、どちらかが動き出さないと永遠に蝶々結びには

ならないように。

一歩踏み出す、小さな勇気が、必要だったりする。

それは、付き合う人、結婚する人だけではなくて。

きっと、家族であったり、友達であったり。

きっと、それぞれの運命があって。

家族だからって、放っておけば

勝手に蝶々結びができるわけではなくて。

蝶々結びは、何度でも結ぶことができるから。

うまくいかないことがあっても、

いつかの綺麗な蝶々結びを信じて。

初めは不恰好でもいいから、少しずつ、少しずつ。

---

靴を履く時に、たまに

「これが人生で最後の蝶々結びかもしれない」って

ふと思う時がある。

きっと、

当たり前のことなんて、本当は何一つなくて。

ただ奇跡が連なっているだけなのかも知れない。

だからいつもより、少しだけ丁寧に結んでみたりする。

流れていく日常の中で、

少しだけ、蝶々結びを大切に結んで。

おしまい。



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