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僕がこんなクソったれたwithコロナの世界で正気を保てているのはインド料理のおかげ
# この記事は”2020の振り返り カレーと2021に思いを馳せるカレー Advent Calendar 2020”の一記事として書いております。
まえがき
2020年1月に、新卒で入社した会社で配属された仙台の土地から、転職のために東京に来た。いろんな思いで転職したが、2年間親しんだ東北の街を離れることは人並みに寂しく寂寥の念はあった。そして転職をして(上京をして)1-2か月で在宅勤務をすることになり結構な不安を抱いたことを覚えている。
思えばそこからの10か月程度で色々なことがあった。良いこともあったし嫌なこともあった。そんな中で都度私の心を正常運転に戻してくれたのがインド料理だった。奇しくもwithコロナの在宅勤務により、本格的なインド料理を作ることが増え(それまでもスパイスカレーは作っていたが)、いいストレスコーピングを担ってくれた。これは、仙台勤務の際に仙台、そして山形で私の胃袋を支えてくれた2つのインド料理店に出会っていなければ恐らくあり得なかっただろう。。
本記事は2店舗へのお礼と、クソったれたwithコロナの世界で私が正気を保つサポートをしてくれているインド料理への感謝を綴る記事だ。
で、2店舗ってどこよ?
仙台にいた際、よくお伺いしたカレー屋が2店ある。仙台市にある『あちゃーる』さんと山形市にある『JAY』さんである。
あちゃーるさんもJAYさんもカレー屋というよりかは、インド(もしくはネパールスリランカ)料理屋である。お店については調べれば出てくるし私の拙い文章では逆に毀損をしそうで怖いのでここでは上記程度の言及に留める。
あちゃーるさんは仙台を発つ際にご挨拶をさせていただき、後日Twitterにて応援(と私は受け取っている)のメッセージを投稿していただいた(嬉しくてスクショを撮ったはずだが見つからなかった)。JAYさんについては数度お邪魔したが、なにぶん山形市にあるため、仙台在住の私にとっては頻繁に通うことはできなかった。本当に残念でならない。
私のメンタルを正常に保ってくれたもの
さて、本記事で簡潔にまず紹介したいのはJAYさんが行っている通信料理教室についてである。私は現在では解約をしてしまったが、JAYさんでは月額およそ3,000円で御大の直々のインド料理のレシピを教わることができる。このレシピに従って作るインド料理の数々が誠に滋味深く、美味しいのである。
材料名は基本的にヒンディー語等で記載されており、なにかが分からない人には暗号のように見えると思われる。すべてのレシピは手書きであり、JAYさんの魂とテクニックの数々を感じることができる(モザイクをかけています)。
実はこちらのレシピ、世の中によくあるスパイスカレーセットとは異なり、主菜副菜デザートなど4種のレシピが月ごとに届くという点がすごい。しかしそのため購読し始めてから暫くは殆ど活用できていなかったが、withコロナによるライフスタイルの変化により利用する機会が増えた。アールータマータルタルカリ(ジャガイモの炒め物)などは作り方も簡単であるし毎日食べても飽きない風味であるためお世話になっている。仕事のお昼休みに作るのにも時間がちょうどよく、よいリフレッシュになっている。また、チャトニなども作り置きしておくことで普段のご飯に彩りを添えてくれる。
で、何が言いたいの?
思えばコロナウイルスによる鬱屈とした雰囲気のせいなのか、周囲ではメンタルに不調をきたす人が多かった。一方私はピンピンとしている(元気すぎて2021年はフルマラソンとウルトラマラソンに挑戦する予定が既に入っている)。
ライフワークとしてのインド料理があることで、息抜きも兼ねて美味しい料理を作ることで現在も乗り切っている。いい香りは心を落ち着かせてくれるというが、加熱したスパイスはお香だし、スパイスはそもそも薬膳だ。ストレスコーピングには色々な方法があるが、趣味を楽しむのと美味しいものを食べることはそのうちに含まれる(はず)。
東北で上記の2店舗に出会っていなければ、インド料理を好きになり、自宅での料理をこんなに楽しめることはなかった(絶対Uber頼んだりカップ麺ばかり食べていた)と思う。美味しい料理(特にギークになって追求できるもの)を作ることは、面倒だけどとても楽しいし心身を整えてくれます。
(カレーの記事で書いてるけど別にカレーじゃなくてもいいんや!美味しいもの自炊して元気に過ごそうぜ!)
おわりに
末筆ではあるが、本当に美味しい料理を腹いっぱい食べさせてくれたあちゃーるさん、私のカレー作りにインド亜大陸直伝の味を遠隔で教えて下さったJAYさんには心からお礼を申し上げたい。
私が今年を振り返る際、つねに鼻腔にスパイスの香りがほんのり香る気がする。これはきっと2020年に起こった出来事の始まりに関わっていること、困ったときのインド料理でだいぶ助けられたこと、そして何よりもスパイスを用いた料理を作りすぎて、単に自宅に匂いが染みついているせいであると思われる。