![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157800641/rectangle_large_type_2_88f79e59069c9c2aa2dd0817d824d1ea.jpeg?width=1200)
アニメオタクが本好きの下剋上のミュージカルを観てきました ※ネタバレあり
ミュージカル 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んではいられません~を観てきましたので個人的に思ったことなどの感想を書きます。以降はミュージカルは本ミュ、作品全体は本好きと略します。
ミュージカルのネタバレ及び原作の第二部辺りまでの原作の内容が含まれます。ネタバレを踏みたくない方は自衛していただくようお願いします。
前提
アニメを3期まで観ています。
オーディオブック版を22巻まで聴きました。第五部の初めの内容まではうっすらと分かります。
Web版や小説版などの媒体では追っていません。
感想
一言で言うなら観て良かったと思います。ですが、どちらかと言うと本好きというコンテンツというよりかはミュージカルを観たという満足度が高かったと思っています。良かった点と気になる点をいくつか挙げます。
良かった点
1. 演出や舞台美術などの裏方の部分を楽しめたこと
正直なところ、物語の内容よりかは役者の身振りや台詞での表現や合唱部分の演出などに意識が向いていました。
各所の合唱パートの踊りや身振り手振りなども雰囲気は本好きだけどこれはミュージカルなんだと感動していました。
また、セットが変わる際に1つの背景を組み替えていてそうなるのかと関心していたり、アンサンブルとして踊り歌っていた人達がセットの切り替えで動き回っているのを観て関心していたことも印象に残っています。メインキャストに目が行きがちですがこういった人たちが舞台を支えているからこそのミュージカルなのだと改めて感じました。
2. キャストの若い子達の歌に圧倒されたこと
観るまでは小学生ぐらいの子たちが等身大で歌ったりするのだと思っていましたが、実際はミュージカルの声で歌っていることに驚きました。
こんなに小さい子達が全力でやっていることを観て、何かに打ち込むための活力を貰った気がします。子供の活力ってすごい。
3. 本好きの雰囲気を感じられたこと
ミュージカル全体の雰囲気がイメージしていた本好きの世界そのもので、制作陣に本好きの大ファンの方が居たのではと思うぐらい原作愛を感じました。
気になった点
1. フェルディナンドの演出が派手なこと
シーンの終わりにナレーション形式で記憶を覗かれているマインと会話があるのですが、マインが神の声なのに対してフェルディナンドの演出は目立ちすぎていると感じました。役割的にはまだ正体不明に近い立ち位置のはずなので、謎のナレーション係ぐらいの立ち位置のほうが自然に感じました。
2. 家族の会話のシーンが舞台の下手側に寄って行われていたこと
舞台中央でして欲しいなと思いました。会場がそこそこの広さで反対側に座っていたため大切な会話のシーンがよく見えず、あまり頭に入ってきませんでした。
3. 大道具に人を乗せてキャスターを動かすシーンがあったこと
観ていて怖いなと思いました。高さのあるものだったため、大人はまだしも子役を乗せた状態で動いて欲しくないなと観ていて思いました。心配しすぎなことは分かっていますがそこの派手さはいる?と疑問に思いました。
まとめ
色々と書きましたが個人的にはとても満足しています。本ミュがなければミュージカルに行く機会もなかったですしいい刺激になりました。ですが、同時に本好きを好きというだけでは楽しめないとも感じています。もし、2.5次元ミュージカルを他人に勧めたくなった場合は美術や演劇、合唱に興味があるか。原作のどの部分が好きなのかと、じっくりと探りを入れてからにしたほうが良いと思いました。ラノベとミュージカルは全く別のジャンルだと改めて思いました。
以上本ミュを読んだ感想でした。拙い文章だったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。
余談
観ることになったきっかけ
正直なところ本好きは面白いけど本ミュには全く興味がありませんでした。ですが、公演が開始した後のTwitterのおすすめ欄で見かける感想ツイートや、原作者の香月先生の次のツイートが足を運ぶきっかけとなりました。実際に観た人達の声はつよい。
……とはいえ、原作と地続きなのに新しい表現で、ミュージカル化は大成功だと思います。
— 香月美夜@本好きの下剋上 (@miyakazuki01) October 7, 2024
この大成功は収益上の成功ではなく、原作者が大喜びのメディアミックスができたという意味ね。
ミュージカルを企画した方、第一部を脚本にまとめた方、キャスティングした方、ありがとうございます。
→続く
原作者が大喜びのメディアミックス、正直すごく気になっていました。
細かな感想
・自己紹介のシーンでルッツがマインと同い年って自信満々に言っていた時にそうだよねと1人で笑いをこらえていました。なぜでしょうね?
・フリーダとマインの2人のシーンでスポットライトが当たった時に出来た影のシルエットが原作の2人のイメージそのままでおお~と感動していました
・舞台で踊っている皆さん体柔らかすぎませんか?とてもしなやかな動きでした
・ギュンターとフェ様、大分お若くなりましたね…
・契約魔術で歌いながら3人が手を合わせてハンドポーズをとるシーン、わりと好きです
・ベンノさん、改めて見るとマインに対して過剰なぐらい親身になっていたのだなと…