自分の言葉で書く:ツェッテルカステンの3つのポイント

ツェッテルカステンの3つのポイント「自分の言葉で書く、文脈をつくる、つながりを見つける」の中の「自分の言葉で書く」とはどういうことか?を、わたしなりに理解した内容を紹介します。

ツェッテルカステンの中は自分の思考そのものなので、自分の言葉で書かれているのは当然だなと感じました。人の言葉を寄せ集めただけでは、自分の思考とはいい難いですよね。

「TAKE NOTES!」にはいろいろなところで、自分の言葉で書くことについて説明していました。それを分類してみると以下のような感じになりました。

  • 自分の言葉で書くには

  • 理解できているかどうかのテスト

  • 理解

  • 覚える(記憶する)

  • 発見

  • その他

それぞれについて、感じたことと「TAKE NOTES!」でいわれていたことを紹介します。

自分の言葉で書くには

これは、自分の言葉で書くとは!ということと、どうしたら自分の言葉で書けるか!ということですね。自分なりに説明するということになるのかな?と感じました。
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:語尾等、自分用にわかりやすいようにしているので、本文そのままではありませんが、ほぼ同じだと思います。)

・ 自分の言葉で説明する最初のステップは、ある情報について、何かを書けるぐらい十分に考えることである。第二のステップは、既存の情報と結びついて文脈をなすとき、どのような意味になるのかも考えてみること。
・ 自分の言葉で説明するとは、読んだ内容の意味、また、それがさまざまな問やトピックに与える影響、そして他の知識とどのように組み合わされるかをじっくり考えることである。
・ 書くことは「写す」ことではなく「翻訳」すること。
・ 翻訳とは、元の著作の意味をできるだけ忠実に別の言葉で説明することである。
・ 読んだものをコピーするのではなく、読んでいるテキストと意義ある対話をする。

理解できているかどうかのテスト

自分の言葉で書くには、そのことが理解できているかどうかが問われますね。これがいいテストになると感じます。
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:に同じ)。

・ 自分の言葉でメモを書く。それには、内容を理解していなければできない。そのため、メモを書くことがシンプルなテストとして機能する。
・ 主張を自分の言葉で書こうとすると、理解の穴が情け容赦なく突きつけられる。この苦しみが、理解を高め、学び、先へ進むための機会である。
・ 自分の言葉で書いてみるまでは、読んだ内容を理解していると思いがちである。
・ 書くことのメリットは自分で信じているほど、対象について理解してしないという事実を突きつけてくることである。
・ 自分自身の考えを文章で表現すると、本当に考え抜いたどうかがわかる。これはフィードバックループとして機能する。

理解

自分の言葉で書くことができて、初めて理解できたといえるのではないか!と感じました。読んだだけで理解しているつもりになっていることが、多かったので改めたいと思います。
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:に同じ)。

・ 何かを本当の意味で理解したいなら、自分の言葉で書く必要がある。
・ メモを自分の言葉で書くことは、考え、読み、学び、理解し、アイデアを生み出すことを最大限に促進する。
・ 本の主旨を自分の言葉でまとめることは、読んでいる内容を理解するための最善の方法である。

覚える(記憶する)

覚えるためには、まずは理解することが、必要なんだなと感じました。
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:に同じ)。

・ 新しい情報を自分の言葉で説明し、適切な疑問を抱けば、既存の知識とつなげて理解することができ、苦労せず覚えることができる。
・ 書くことの課題は、覚えることではなく、理解することである。理解できていれば、覚えているものである。
・ 「思い出す」ことは、理解していないとできない。

発見

こういうことも起こるのかな?
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:に同じ)。

・ 遭遇する情報を自分の言葉で説明することで、これまで知らなかった面を発見し、その過程でまた新しい興味関心を発展させることができる。

その他

「自分の言葉で書く」ということについて上記以外に書かれていたことです。
以下、「TAKE NOTES!」からの抜粋です(注1:に同じ)。

・ 熟練してくると、何かを表現するための最適な言葉が見つかるようになる。それは、簡略化するのではなく、意味するところは何も省かず、簡潔に言い表すということである。
・ 自分の言葉で書く作業をマスターすればするほど、役立つメモをすばやく書けるようになる。
・ 上達すればするほど、効率的に読めるようになり、たくさん読めれば読めるほど、多くを学べるようになる。
・ もっともいい学習方法も「自分の言葉でメモをとること」である。


この記事は、以下の書籍からの抜粋ですね。


以上


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